addsomemusic2009-07-24



 なんだかあんまり音楽を聴きたいな〜という気分ではない。私でもそんな時ってあるもんです。でも、そんな気分の時にでも聴けるものはないか?なんて思ってしまった私はやはり音楽バカなんでしょうね(笑)。


 ただいまのBGMはBLOSSOM DEARIEの1977年にリリースされた『WINCHESTER IN APPLE BLOSSOM TIME』なり。これ、私にとって最高のBGMアルバム・・・なんて書くと失礼か。もちろん素晴らしいジャズ・ボーカル・アルバムであることに間違いはないし、そしてどんな気分の時にでも受け入れられる素敵過ぎるアルバムです。


 ブロッサム・ディアリーはそのウィスパー・ボイスが特徴的で、その「声」ばかりで語られてしまうところがありますが、ピアノも上手いし、取り上げる曲の解釈は素晴らしいセンスがあると思います。彼女は1926年生まれだそうなんで、この『WINCHESTER IN APPLE BLOSSOM TIME』がリリースされた時はすでの50歳を過ぎているんですね!それでこのボーカルは可愛すぎます・・・そんなボーカルをピアノの弾き語りで聴かせてくれます。スローな曲中心にしっとりと落ち着いています。曲によってはロン・カーターがベースで参加している曲もありますが、基本はひとりだけによるシンプルな演奏。なんともいえないまろやかな優しさに包まれたアルバム。


 彼女のアルバムはどれも素敵な魅力がいっぱい詰まっています。今回取り上げたアルバムが最高傑作・・・だとは思いませんが、彼女のアルバムはどれも甲乙付け難い出来栄えばかりなんですよね。特に後年に自身のレーベルDAFFODILからリリースされたアルバムが個人的にはどれも好きなんですよね。


Winchester in Apple Blossom Time

Winchester in Apple Blossom Time