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個人的に今年最高の収穫ともいえるレコードが本日我が家に届きました。THE STRANGERSの1966年にリリースされた唯一のシングル「LAND OF MUSIC」なんですが、もう聴きたくて聴きたくて随分探していたんで本当に嬉しいですね。実際に聴いてみて、予想以上の曲の素晴らしさに本当に出会えて良かった・・・と思っちゃいましたよ。
THE STRANGERSはピータ・ゴールウェイが在籍していた4人組のバンド。ラヴィン・スプーンフルの弟分的な存在でグリニッジヴィレッジ界隈で活動していました。シングル盤1枚のみをリリースして解散となってしまいましたが、この素晴らしきグッドタイム・ミュージックはそのままフィフス・アヴェニュー・バンドに受け継がれています。だってTHE STRANGERSにはピーター・ゴールウェイだけでなくケニー・アルトマンやジェリー・バーナムも在籍していたんだから!
「LAND OF MUSIC」はピーター・ゴールウェイの手による最高にイカしたグッドタイム・ミュージックです。この曲はピーター・ゴールウェイによるオハイオ・ノックス名義の『OHIO KNOX』に再録されています。もちろんこのオハイオ・ノックス・バージョンは何度となく繰り返し聴いていましたが、THE STRANGERSによるオリジナルはもっとテンポが早くって、サビの部分ではハーモニーが決まりまくっています。まさにガレージ系の疾走感が堪りません。個人的な好みではオハイオ・ノックスの10倍はTHE STRANGERSのほうがイカしてます。カップリングの「I NEED YOUR LOVE INSIDE ME」もピーター・ゴールウェイが書いており、こちらもデキはすこぶる良い。この2曲だけでもラヴィン・スプーンフルやマジシャンズと肩を並べるくらいのクオリティだと思います。
日本ではピーター・ゴールウェイ人気でコアなマニアに認知されているようなレコードですが、海外では60年代サイケ〜ガレージのレア・シングル盤として認知されています。このテのサウンドは様々なオムニバスCDで紹介されてる場合が多いんですが、私の知る限りではまだCD化されていないと思います・・・もしCD化されてたら教えてください!速攻で買いますんで!
結構なレア盤なんで、見かけることもまずないんですが、運良く激安でゲットできました。もしかしたらオリジナルではない??でもこんなシングルなんて再発もされないだろうからたぶんオリジナルでしょう。ただレーベル面にはシールが貼られてたり、書き込みがあったりと状態はイマイチ。盤質もスリ傷が割とあります。まぁこの時代のUSのシングル盤でピカピカなものなんて奇跡に近いですから、これでも普通レベル。チリパチはいいますが、USのマイナー・プレスものに聴きなれてるせいか普通に聴けた。個人的にはTHE STRANGERSが聴けたという事実の前では大きな問題ではなかったです。
そういえば11月25日にはピーター・ゴールウェイの『TOKYO SESSIONS』がリリースされますね。これは買いでしょう。
- アーティスト: オハイオ・ノックス
- 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
- 発売日: 2008/05/28
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PETER GALLWAY TOKYO SESSIONS 1989
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- 出版社/メーカー: ドリームズヴィル・レコード
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