addsomemusic2012-01-31



 ただいまのBGMはTRYADの1972年にリリースされた『IF ONLY YOU BELIEVE IN LOVIN'』なり。たぶんこれが唯一のアルバムだったと思います。コアなフォーク・サイケ好きには認知されているようなマニア垂涎の激レア盤。私も随分探しましたが結局入手できず。ほとんど見ることもないようなレコなんですが、稀にオークションなどに出品されるととんでもない値段なんで諦めてたんですが、昨年に奇跡のCD化。もうどんな激レア盤でもCD化されちゃう時代なんですね。


 女性を含む3人組で、一聴はただのフォーク・ロックって感じなんですよ。それもかなりチープなね。でもこのいかにも自主盤らしい音世界には、その筋の方々を惹きつける魅力があります。女性ボーカルのフォーク・サイケ好きにはドツボでしょうね。特に女性がリードを取る曲がいいですね。間違いなくドリーミー・フォーク・サイケの名盤なんだけど、やはり聴き手を選ぶのかなぁ。


 シンプルな演奏なんですが、フルートとか入ってる曲もあって、それはアシッド色が強いですね。特にラストの「EULOGY/RAGA」はラーガ調のギターもあってアシッド・フォーク色が強く幻想的な世界へと誘ってくれます。