addsomemusic2012-09-14



 ただいまのBGMはPRENTICE & TUTTLEの1971年にリリースされた『PRENTICE & TUTTLE』なり。ボストンのマイナーSSWデュオでこの1stは400枚プレスという自主製作盤。まぁ知る人ぞ知るといったレベルなんですが、その筋の方々には認知度もあり評価も高い。特に海外では人気が高く、そのあまりにも激レアなオリジナル盤はとてもじゃないけど手が届かないような高根の花ですねぇ。でもそんな激レア盤も今ではCD化されてるんだから恐れ入ります。


 ギターとピアノだけのシンプルな演奏。いわゆるフォークで、ややクセのあるボーカルも含め聴き手を選ぶタイプなのかもしれないけど、そのピュアな歌の数々には胸を打つものがあります。説明は難しいけど自主盤ならではの生々しい響きがリアルに耳に訴えかけるんですよね。全曲オリジナルで、ずば抜けた名曲があるというわけでもないんだけど、どの曲もレベルは高いです。ランバート&ナッティカムっぽいといえば想像しやすいかな?


 翌年リリースされた2nd『EVERY LOVING DAY』(1000枚プレス!)のほうが内容はいいと思うんですが、自主盤ならではの肌触りは圧倒的に1stが良いですね。ホント、この手のサウンドはクセになるんだよなぁ。染みいる名盤だと思います。