addsomemusic2006-07-15



 う〜ん暑い。堪んないね。部屋に閉じこもってレコ聴いてるんだけど、あまりの蒸し暑さにクラクラきそうです。普段レコを聴いてる部屋にはクーラーがないんですよね。扇風機もカラカラ空回り気味。


 こんな時には音だけでも涼しく感じられるものを・・・と思ってベッツイ&クリスの『FOLK ALBUM』を取り出して聴いています。ベッツイ&クリスは「白い色は恋人の色」のヒットで有名なハワイの女性デュオ。「白い色は恋人の色」はもちろん日本語で歌われてますが、このアルバムでは全曲英語で歌われてます。収録された曲も全て60年代のフォーク・ソングを中心としたカバー曲で、彼女たちの澄んだ歌声がまさに清涼感バツグンです。


 ふたりの歌とクリスのギター、それにバックに日本人によるギターとベースがサポートするだけのシンプルなフォーク・ソング集。取り上げられた楽曲はボブ・ディラン、ピーター・ポール&マリー、サイモン&ガーファンクルジョーン・バエズらのヒット曲の数々。そんな中で当時の最新ヒットだったフレッド・ニールの「うわさの男」(ニルソンによるカバーでヒット)を取り上げてるのも良いですね。オーソドックスなフォーク・スタイルの二人なだけに、やはりピーター・ポール&マリーの曲がハマっています。個人的に大好きな「LEAVING ON A JET PLANE」のカバーは嬉しいですね。


 どの曲も美しいメロディの曲ばかりだし、彼女たちのバツグンのハーモニーはなんともいえぬ安らぎを覚えます。まさに天使の歌声ですね。PPMのカバー以外にもバカラックの「I'LL NEVER FALL IN LOVE」にはキュートな魅力が詰まってるし、サイモン&ガーファンクルの「SOUNDS O SILENCE」や「CLOUDY」での透明感といったら。このアルバムを聴くと体感温度が間違いなく5℃は下がりますね。オススメです。