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　本日、我が家に素晴らしい（と思われる）CDが届きました。だけど今日だけは聴く気が起こらない。ここは音楽ブログですが、今日ばかりは音楽ネタはありません。まぁ私のブログなんで私が書きたいことを書きますが・・・。

　本日11時にカープの新井選手の会見がありました。もちろんFA権の行使の会見です。当然ファンとしては残留を願っていましたが、この願いも届かずFA権行使の宣言となりました。ショックだとか残念だというより「悔しい」気持ちが大きいです。

　もちろん球団も宣言後の残留を認めていますが（金本の時は認めなかった）、本人の口からは「残留はない」とのこと。これで移籍がほぼ確定となりました。移籍先はどこ？阪神ですかね。

　FA自体は選手に与えられた権利であり、ルールの中でやってるわけなんで文句の言いようもありませんが、金満球団だけが美味しい目を見るような制度にはやはり改善は必要なのでは？と思えてならない。カープのような市民球団では流出することはあってもFA選手を取ってくることなんてありえないですからね。貧乏球団は選手を育てるだけ育てて、ようやく一流となった頃には持っていかれてしまう構図なんですよね。だから「悲しい」というより「悔しい」です。

　生まれも育ちも広島で、幼少の頃から大のカープ・ファン。大学時代は通算本塁打がたった2本という新井をドラフトで指名したのは広島カープです。彼の素質を信じ、必死になって育ててきたのも広島カープです。本当に打てない・守れないのダメ選手だった。チャンスには凡退で得点圏打率は低かったし、ホームランを打ってもソロ・アーチばかり。ほとんどザルとしかいえないような情けない守備。そんな新井を金本の後に4番を打たせ続けたのも山本浩二前監督を初め、新井を育てようとし、信じて使い続けたのも広島カープ。他所の球団だったらとっくに2軍落ちのレベルの選手を使い続けてくれたおかげでほとんど最短といってもいい期間でのFA権の取得。チームに貢献できたと胸をはってもいいのは実労4年くらいです。他のFA選手と同様に権利を主張するなんて・・・は、言い過ぎか・・・。でも・・・。

　新井も1度だけの野球人生。よくよく考えてのことだろうけど。新井や黒田とともに優勝を夢見たファンのことをもっと考えてほしかった・・・。本当に悔しい。

　もちろん新井が全て悪者だというつもりはない。フロントの功罪はあまりにも大きい。江藤・金本・新井とカープの4番打者を3人も出してしまうというのは大きな問題があるとしかいいようがない。こんなの他の球団ではありえませんよ。こんな球団自体にも悔しい思いはあるし、そんな球団を子供の頃から愛し続けてきた自分に対しても悔しさが募ります。

　新井の会見で解せない点はあります。「FA宣言イコール移籍」が決定しているというのはおかしくないですか？もしかしたら、どこからも声がかからないという可能性だってあるわけだし。

　サンスポの記事に岡田監督のコメントで「まあ、明日（８日）の会見の結果を聞いてからやな。知ってるけど、いえへんよ」というのがありました。岡田監督は何を知っていたんでしょうか？

　新井の会見での「FA宣言イコール移籍」と岡田監督のコメント。これって間違いなくタンパリングでしょう。これは大きな問題だと思います。

　タンパリングの真意は分かりませんが、もし新井が阪神に移籍となると、私はもう阪神という球団が心底嫌いになってしまうでしょう。もちろん阪神がFA選手を獲得することは間違ったことではないことはじゅうぶん理解しています。某金満球団のように財力にモノを言わせて、手当たり次第に引っこ抜くのではなく、チームのウィーク・ポイントを的確に補強していくためにFA選手を獲得するということは至極当然といえば当然でしょう。ただ、カープの4番を二人も持っていくということが人情的に許せないだけです。正直、ありえないです。まぁカープ好きの愚痴に過ぎないんですけどね・・・。

　まだ確定はしていませんが黒田はメジャーでしょう。エースと4番を同時に失うということはどういうことか？考えるのも怖いです。

　
　

　泣くくらいなら残留しろよ！FAするんだったらカープの4番としてのプライドを持って胸を張って出て行け！！！