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　メリークリスマス!

　クリスマスらしく本日の晩酌はシャンパンに七面鳥や色とりどりのオードブル・・・なんてことはなく、日本酒にサバの味噌煮とイカの塩辛でした。どこがクリスマスやねん！

　そんな和風な私でもクリスマス・アルバムはもちろん洋風です。こんな日のBGMには『WOODSTOCK HOLIDAYS』なんてどうでしょう。その名の通り、ウッドストック産のクリスマス・アルバムで1993年のリリースです。もちろんジョン・セバスチャンも参加。

　オーリアンズ、ロビー・デュプリー、マリア・マルダー、ジム・ウイダー、ハッピー＆アーティ・トラウム、ジョン・ホール、エイモス・ギャレット、ジョン・サイモン、ジュールズ・シアーらが参加していて、とてもアット・ホームは暖かみのある素敵なクリスマス・アルバムとなっています。

　個人的にはハッピー＆アーティの「AS GOOD AS IT GETS」とかジョン・サイモンの「CHRISTMAS CAROL SING」とかが好きですが、もちろん我が愛するジョン・セバスチャンがベスト・トラックでしょう！

　ジョン・セバスチャンは「AMAZING GRACE」をハーモニカで美しく吹いてくれています。この曲は「細道④」で取り上げたマッド・エイカーズ名義のアルバムでもポール・バターフィールドとともに素晴らしくソウルフルな演奏を聴かせてくれていましたが、今度はひとりで吹いています。まぁデキのほうはやはりマッド・エイカーズでの録音に軍配が上がりますけどね。

　ジョン・セバスチャンがベスト・トラックっていうのは私がジョン・セバスチャンを愛してるからであり、このアルバムの本当の聴きどころはラストを飾る「I SHALL BE RELEASED」でしょう。ボブ・ディランの名曲をウッドストック・オールスターズ名義で、このアルバムの参加者が揃って歌っています。残念ながらこの曲にジョン・セバスチャンが参加しているかどうかは不明。ハーモニカの音も聴こえますが、これはロビー・デュプリーによるもの。でもコーラスで参加している可能性は大ですね。