addsomemusic2005-01-19



 ソフト・ロックってなんぞや?なんて書きこみがBBSにもありましたが、本当にソフト・ロックの定義ってなんなんでしょうね。あんまり気にしない性格なんで雰囲気的なもんだな〜なんてサラッと流してますが(笑)。でも1969年にリリースされたTHE CARNIVALの唯一のアルバム『THE CARNIVAL』はソフト・ロックな匂いがプンプンしていますよね。


 ジャケは大嫌いなんだけど(笑)、内容はすこぶる素晴らしい。ポップで男女混声のハーモニーの素晴らしさ、取り上げた楽曲のセンスの良さ、アレンジの巧妙さ、どれも本当に良いのですよ、これが。ソフト・ロックといっても割りとラテン色が濃い。フィフス・ディメンションにも通じる感じだし、ボーカルのジャニス・ハンセンの存在が一番大きな要因かも。セルジオ・メンデス&ブラジル'66のボーカリストでしたからね。


 なんといっても取り上げた楽曲のセンスが光りますよね。個人的に大好きなバーズの「TURN, TURN, TURN」が嬉しいところだけど、ソフト・ロックよりもフォーク・ロックのほうが好きな私には当然の如くバーズのほうに軍配は上がるんですけどね(笑)。他にもバカラックビートルズ、ジェフリー・コマナー(!)らの楽曲が素晴らしい。そして極めつけはロジャー・ニコルズの「LOVE SO FINE」かなぁ。割とロジャー・ニコルズ・バージョンに忠実な感じなんだけど、そのボーカル&コーラスの上手さはバツグンです。ボーンズ・ハウのプロデュースに拍手喝采