addsomemusic2005-05-20



 「アコギ・ジャカジャカ系」の音が大好きです。なんだそれ?と言われそうですが、単にアコギのカッティングの音が死ぬほど好きなんです。いわゆるアコースティックな音が好きなんですが、アコギの引き語りというよりも、アコギの音が印象的な曲が好きと言ったほうがいいかな。


 そんなアコギ・ジャカジャカ系で大好きな1枚にSPENCER/MILLERの『FACE TO FACE』があります。男がピストルを持ったイラストが印象的なジャケで、普通のSSW〜FOLK好きには内容を知らないととても手が出るようなジャケではないですね(笑)。でもこれは買って大正解なので、もし見かけたら迷わずゲットすることをオススメいたします。ジャケの怪しさとは裏腹に内容は割りとオーソドックスなSSW〜FOLKスタイルのもので、JEFF MILLERとRON SPENCERのデュオ・アルバム。デュオといってもボーカルとギターはMILLERによるもので、SPENCERのほうはベースが担当のよう。


 MILLERのアコギのカッティングに悶絶です。アコギのカッティングも6弦だけでも興奮しちゃうのに、12弦まで飛び出してくると「もうどうにでもしてくれ!」って感じになっちゃいますねェ。この12弦の音色は魅惑の音、いや魔性の音といってもいいくらい、私はこの12弦の音色に滅法弱いんですよね(笑)。シンプルなサウンドで、ストリングスも絡む曲があるけどあまり大袈裟なアレンジでなく、いい塩梅なんですよねぇ。当然弾き語りとかじゃないんで聴きやすいです。


 A1とB1に最高にグルーヴィーなナンバーが据えられてます。もちろん全曲良いんですがね。これがもう堪んない。アコギのカッティングが気持ち良い軽快なフォーキー・チューン・・・幸せだなぁ・・・と、ひとり悦に浸ってしまうのです。