addsomemusic2005-06-09



 あまりに素晴らしい名盤があると、他のアルバムの影が薄くなってしまいますよね。決して悪いアルバムではないのに、いつも取り上げられるのは・・・って感じ。


 私の大好きなランバート&ナッティカムもそう。彼らの1st『AT HOME』はアコギの弾き語りに二人の歌というシンプル極まりないアルバムなのに、そのアルバムが放つ特別な魅力を多くの方が聴き分けられているようで、SSW〜FOLK好きの方からは名盤という称号を与えられているような気もします。廃盤になってるCDが1万とか2万もするそうなんで、やはりレアというよりも内容の良さが伴ってのことなんでしょうね。


 音楽本やネットでウロウロしてみてもランバート&ナッティカムといえば1stの『AT HOME』のようですね。確かにジャケからして名盤度高いからなぁ〜。でも1973年にリリースされた2nd『AS YOU WILL』も埋もれさせておくにはあまりにももったいない素敵なアルバムなんですよね。こちらはジャケ名盤度は低いですが(笑)。


 前作にくらべて音作りがしっかりとしています。アコギの弾き語りの前作に比べるとね。それでもメロがスローで穏やかな曲が多いせいか、やっぱり地味目なアルバム。でもいい曲ばかりなんですよね。弾き語りではないんで、聴きやすいのはこの2ndのほうだと思います。曲によってはストリングスやらホーンがド〜ンと入ってきて、「そりゃないだろ・・・」なんて思えるようなやり過ぎな曲もありますが、他はいたって良いです。


 『AT HOME』を聴いて、その素晴らしさに歓喜された方は、この2ndも手にとってあげてください。悪くないですよ!