addsomemusic2005-07-06



 あんまりデモ音源とか日記に取り上げるようなものでもないと思うんですが、友人のショック太郎さんのBLUE MARBLEの素敵なデモを頂いたんで取り上げておきます。まぁご本人も宣伝してくれと書いてたしね。


 BLUE MARBLEは渡辺浩志と白戸美絵子によるユニット。それにボーカルが参加する形をとっているようです。今回いただいた5曲入りのデモ『5 DEMOS』にはボーカルに大野方栄を迎えての録音のようですね。大野方栄さんを私は全然知りませんが、ムーンライダーズ関係では知られてるのかな???そんな書き込みを読んだだけなんで分かりませんが。


 一言で言ってしまえば「ドリーミー・ポップ」でした。私が普段好んで聴いているような音ではないかもしれませんが、それでも60年代のソフト・ロックを初めとしたポップ・フィーリングをビシバシと感じさせてくれてニンマリする場面が多く本当に素敵で楽しませてくれました。


 1曲目の「惑星」はそんなソフロっぽさを感じさせてくれます。ロジャニコやピチカート・ファイヴあたりを彷彿させます。全曲に参加した大野方栄さんのボーカルがキュートすぎて最高ですね。2曲目の「パリのエトランジェ」はワルツ調の曲でジャジーな雰囲気がたまらなく好きだったりします。これはイントロ一発でやられました。3曲目の「STARFISH」はちょっとダークな佇まいが妙に心地よいです。とても切ないんだけどいつまでも続いて欲しい感じ。地味好みの私にはこれがベストトラックだったりします。4曲目の「懐かしのバイーア」でちょっと軽快になりますね。ラテン・フレイヴァー溢れていてこれも本当に心地よいサウンド。これは本当に良い曲だと思います。間奏が気持ちよすぎ。5曲目の「STEELBAND TRINIDAD」はタイトルからして最高ですね。カリプソではないけど、スティールパンの音色が効果的です。


 文才がないんで簡単なコメントだけですが、久々に素敵な音を聴きました。こんな素晴らしい曲や才能があるのに、いまだに世にリリースされていないというのは罪な話だと思います。ぜひなんとかアルバムのリリースを期待したいところですね。アナログのリリースもよろしく!7inchがすごく似合いそうなユニットですね(笑)。