addsomemusic2005-08-13



 たまにはジャズを・・・なんてタイトルを付けてみましたが基本的にジャズは大好きです。以外に思う方も多いかもしれませんが10年位前は思いっきりジャズにハマってて数年間ジャズ以外は聴かなかった時期もあるくらいです。主に50〜60年代のジャズを中心に買い漁っていたのが懐かしいですね。


 で、ただいまのBGMはKEITH JARRETTの『SOMEWHERE BEFORE』なり。1968年のライブ録音によるトリオでの演奏。とりたててキース・ジャレットが好きなわけではないんですが(もちろん嫌いではない)、このアルバムは昔からよく聴いていました。でも昔聴いていたCDを手放していて長いこと聴いてなかったんですよね。たまたま先日の中古屋のバーゲンコーナーでこのレコードを280円で見つけたもんだから思わず「久しぶりに聴いてみよう」と思って買っちゃったんですよね。最近ジャズは本当に聴いてなかった。聴き始めるとまたズブズブとハマっていきそうなのが恐かったんですよ(笑)。


 このアルバムが好きな理由の一つはジャケの素晴らしさ。モノクロの古い町並み・・・ニューヨークかな?こーゆージャケってやっぱりアナログの大きいジャケが映えますよね。飾ってても最高な1枚。ジャズには本当にジャケが素敵なのがたくさんあります。


 あとは大好きなボブ・ディランの「MY BACK PAGES」を取り上げてるからでしょうか。いわゆるフォーク・シンガーの楽曲をジャズ・ミュージシャンが取り上げるというのも面白い。まずチャーリー・ヘイデンのベースがメロを奏で、続いてキースが美しいメロを奏でて行きます。その後はピアノとベースのソロがあるんですが、ともに元のメロディーを装飾したような演奏でソロという感じではない。いわゆるジャズの醍醐味でもあるソロのパートがいかにも予定調和的なんだけど、そこがまたいい味出してるんですよね。とにかく美しくまとめてみましたって感じです。


 他はキースのオリジナルを中心にチャーリー・ヘイデンポール・モチアンと最高のメンツで素晴らしい演奏を聴かせてくれています。ビル・エバンスを思わせる「PRETTY BALLAD」、パーカッシヴな「MOVING SOON」、ラグタイム調の「OLD RAG」など聴き所も多く、キースの音楽性の幅広さがよく分かるアルバムだと思います。


 あんまり目立たないけど、やっぱりキースは演奏しながら唸ってますね(笑)。