SMiLE

addsomemusic2005-08-20

 昨日の日記を21日の朝に書いてます。昨日は友人と食事に行ってて、日記を書けなかった。で、昨日BSでやってた「SMILE」の特番を録画してたんで朝から見てました。


 「SMILE」は世界で一番有名な未発表アルバムでしたが、昨年ブライアン自身の手によって37年の年月を経て完成させたので、今では幻のアルバムではなくなっちゃいました。


 その「SMILE」はアルバムがリリースされる前に、なんと全曲ライブで演奏するという大胆な試みがありました。今回の特番は1960年代の「SMILE」挫折からライブの成功までを追ったドキュメンタリー仕立て。


 基本的にレコードやCDを愛していても、その裏側にあるエピソードや諸事情にはそれほど興味はないです。最終的には私達の元に届けられた「音」こそが全てだと思ってるクチなもんでね。なんともドライかもしれませんが、作り手側が苦労を重ねたものはちゃんと「音」に現れるものなんで、その真意は耳で感じ取っていると思っています。


 様々なエピソードに事欠かない「SMILE」ですが、まとめて見るとブライアンの苦悩が痛いほど感じますね。もちろんほとんどが何らかの形で耳や目にした話しばかりなんですけどね。彼の人生の20年近くを棒に振ってしまった「SMILE」の挫折・・・レコードにまつわる裏話は普段なら関心もないんですが、このアルバムに関してだけは興味が尽きません。ある意味ブライアンの全てを投入し、完成をさせるべくして取り組んでいたアルバムなんですからね。


 ブライアンも年を取り60歳を過ぎてようやく「SMILE」の呪縛から抜け出し、更に新しい地平に足を一歩踏み出したような気がします。彼はまだ進化をしようとしているんですよね!


 最後に健'Zが歌ってた「LOVE & MERCY」が本当に良かった!