addsomemusic2005-09-23



 70年代を代表するSSWの一人にジム・クロウチの名前も挙げてもいいんじゃないでしょうか?長い下積みの後、30歳も過ぎてようやく開花したのに不慮の飛行機事故・・・ドラマ性を抜きにしても彼の温かみのある歌の数々はSSWアルバムとしては素晴らしい名盤が揃っていると思います。


 ビッグ・ネームだからといって避けてはいけませんよ。こういった素晴らしいアーティストを無視するにはあまりにも惜しいです。中古レコなら500円以下で買える宝物だと思います。


 そんなわけで久々に『I GOT NAME』なぞを聴いております。彼が生前に残したアルバムは3枚だったかな(まぁ無名時代の60年代にも実はアルバムをリリースしていますが)。これが1973年にリリースされた遺作になりますね。私が持ってるのは日本盤で『美しすぎる遺作』という悲しい邦題が付けられています。ちなみにジャケはUSオリジナルと違ったはず。あまり詳しくないんですいません。


 ギターは全面的にモーリー・ミューライゼンが参加してるためアコースティックな肌触りの曲が多いですね。キャッシュマン&ウエストのプロデュースも彼の歌を自然体で捉えた素晴らしいものだと思います。


 「I GOT NAME」や「I'LL HAVE TO SAY I LOVE YOU IN A SONG」「TOP HAT BAR AND GRILE」など名曲が多い。本当に彼の優しい歌声の心地良さったらないよね。こんな素晴らしいアルバムを聴くと彼のあまりにも早すぎる死には本当に残念でしょうがないですね。


 久々に中古屋に行きました。安レコを中心に数枚ゲット。友人の探してたレコも思わず発見。慌てて買ってあげました。良かったね〜!