addsomemusic2005-10-20



 やっと買ってきたレココレ11月号をペラペラとめくってました。大好きなザ・バンド特集なんで、今月号は読むところが多いなぁと(笑)。広告ページを見てたらハーパース・ビザールが載ってました。あら紙ジャケ再発なんですね。今更、紙ジャケになったらかといって買い換えたりなんかしませんが、『AS TIME GOES BY』まで再発されてるのに驚いた。


 『AS TIME GOES BY』は1976年リリースの再結成盤。リーダー格のテッド・テンプルマンはこの当時プロデューサー業が忙しかったのか不参加。まぁ再結成モノにはリーダー格が参加しないというのはお約束ですけどね(笑)。


 再結成盤といっても内容はなかなか良いです。往年のノスタルジックで映画音楽のようなサウンドはここでも健在。みんな年をとったのに、まだまだ甘い素敵なハーモニー・ワークを聴かせてくれています。オールドタイミーでスタンダードな「AS TIME GOES BY」やクラブウケしそうな「SPEAK LOW」などの30〜40年代の名曲と共に新しい曲も違和感なく収まっています。「COWBOY」やポール・マッカートニーの「EVERY NIGHT」、いかにもオールドタイミーな「SOCIETY STRUIT」なんてなかなか良いですよ。


 私が持ってるのはアナログではなくCDです。1992年リリースのものでした。当時の渋谷系やソフトロック・ブームを思い切り反映させたような感じで、ジャケが差し替えられてます。オリジナルのオヤジなジャケもアレだけど、このCDのオッパイ・ジャケもどうかと思うけどなぁ。解説が渡辺満里奈というのも時代を感じさせますね。それに帯には「ビザールでござーる。」なんて訳の分かんないコピーが付いてますし(笑)。今回のCD再発はちゃんとオリジナル・ジャケでした。


 長い間、廃盤状態が長かったんでCD化を待っていた方も多いはず。内容は悪くなく、じゅうぶんハーパース・ビザールらしさを堪能できます。でもそれよりもオリジナル・アルバム4枚を先に聴いてね。