addsomemusic2005-11-25



 1974年にリリースされたエリック・カズの2nd。これもまた素敵なアルバムなんだけど、どうしても1stの『IF YOU'RE LONELY』ばかり取り上げられていて、この2ndは印象が薄い感じがしますね。もちろん内容が劣るなんてことは全然ないんですよね。楽曲のクォリティは1stに全くヒケをとっていません。


 前作でもみれたニューソウルを初めとしたブラック・ミュージックへの影響はこちらのアルバムのほうに顕著かもしれませんね。ゴスペル・ライクな女性コーラスがとても印象的だし、ポール・バレル、ブッカー・T・ジョーンズ、ジム・ケルトナー、デヴィッド・T・ウォーカーといった錚々たるメンツが揃ってますんでファンキーな演奏も堪能できます。


 ハーモニカと女性コーラスが素晴らしい「LOOKING FOR A SIGN」やメロウな「MY LOVE WILL NEVER DIE」、小沢健二が「ある光」で思いっきりパクってたグルーヴィーな「GOOD AS IT CAN BE」、ファンキーソウルな「COME WITH ME」(これもオザケンはパクってるなぁ。やりすぎだぞオザケンよ!笑)などなど名曲揃いですね。


 改めて聴き返すと本当に内容が良い。でも個人的にもそんなに手が伸びない盤だったりします。なぜかって、それはジャケがキライだから(笑)。こんな感じのジャケが好きな人もいるでしょうが私はダメなんですよねぇ。それに比べて『IF YOU'RE LONELY』のジャケ名盤度の高さといったら!まぁ基本的に地味&渋いジャケ好きだからなぁ。モノクロ系とかには弱いです(笑)。