addsomemusic2005-12-22



 昨日、大雪の中歩いて帰ったせいか風邪をひいてしまった。今日の朝も雪道を歩いて会社に行ったため風邪も悪化。鼻水が止まらず体がダルいので午前中で早退しましたよ。


 家で大人しく寝ていたらAMAZONからCDが届きました。ブルース・スプリングスティーンの『BORN TO RUN 〜30th Anniversry Edition〜』なんですが、最近良くスペシャル・エディションとして大量のボーナス・トラックとか追加して再リリースされるものが多いですね。基本的に手持ちのアルバムの場合は買い換えることは滅多にありません。ボートラが聴きたいのはやまやまなんですが、既に持ってるアルバムを買うなら他の未聴のものを・・・なんて思っちゃう貧乏人なものでね。


 今回のブルース・スプリングスティーンももちろんすでに持ってます。もう高校生の頃に死ぬほど聴きまくったロックの名盤中の名盤ですよね。もちろん当初は買い換えるつもりはなかったんだけど、豪華ボックス使用で、なんと1975年のロンドンでのライブがフルで収録されたDVDが付くということを知ったらもうそのライブが見たくて見たくて買い替えを決断したわけですよ。


 風邪で寝込んでいたんで布団にはいったままそのライブDVDを見てました。もう本当にカッコイイとしかいいようがない。鳥肌がたったぞ。これこそがロックンロールですね!もう体中が熱くなったのは風邪のせいだけではないと思います。


 オープニングの「THUNDER ROAD」1曲でノックアウトされました。結局最後までピアノとハーモニカのみで歌いきったんですから。なんて渋いオープニングなんだろう。「JUNGLELAND」「ROSALITA」と静と動の大作が続くところが個人的には最大の聴き所。なんといっても「ROSALITA」はスプリングスティーンの楽曲の中で一番好きな曲ですから。もう最高にロックで最高にカッコイイ。


 もちろんスプリングスティーンのしゃがれたボーカルがパワフルで最高なんですが、バックを務めるE STREET BANDの演奏が本当にスゴイ。ラフな格好をしているスプリングスティーンに対してスーツで決めてるメンバーたち。やっぱりクラレンスのサックスは重要ですね。


 『BORN IN THE USA』以降はなんだか国民的歌手みたいな様相になってしまった「ボス」ですが、この頃はまだ不良少年の面影を残していて荒々しいです。この頃がやはり最も勢いがあった頃なんでしょうね。


 このライブではカバー曲も歌ってます。まるでミッチ・ライダーのような「DETROIT MEDLEY」やGARY US BONDSの「QUARTER TO THREE」なんだけど、これらを歌ってるスプリングスティーンは本当に少年のように活き活きとしています。彼もごく普通のロック少年だったんでしょうね。これらのカバーを聴くと彼のルーツを垣間見た感じがしますね。


 全てのロック少年は若いうちに見ておきましょう。もちろんロック・オヤジもね(笑)