addsomemusic2005-12-29



 どうもアナログ派の方にはオリジナル至上主義の方が多いですよね。まぁ私もできることならオリジナル盤で欲しい人なんですが、値段があまりにも違うようなら再発盤でもCDでも構いません。まぁとにかく音が聴ければ・・・が基本なんですよ。


 自主盤の類いはほとんどが少数プレスなんで基本的にどれもオリジナルなんですよね。中には人気なのかセカンド・プレスやリイシューが存在するアルバムも多々あります。でも今回取り上げるDAVID CHALMERSの1976年にリリースされた『PRIMEVAL ROAD』はオリジナルとは別に2nd Editと呼ばれるプレスものがあるんですが、ことこのアルバムに関してはオリジナルよりも断然2nd Editをオススメいたします。


 だって2nd Editには「DEAR FRIEND」って曲が追加収録されてるんだもん。それにこのアルバムの中でもこの「DEAR FRIEND」がダントツに素晴らしいんだから、オリジナル盤だったら価値は半減以下って感じだよなぁ。もうメロウ・サイケ・フォーキーといった雰囲気でめちゃくちゃ良いです。美しいメロになんともいえぬ浮遊感を漂わせています。名曲です。


 白地のジャケで自主フォークっぽいけど、全体的にはちゃんと作りこまれた音。なかなかサイキーな曲からフォーキーまで全体を聴いてもなかなかよく出来たサイケ&フォーキーなアルバムだと思います。その筋の方にも割りと人気盤かな?その後のアルバムは聴いたことはないんだけどイマイチらしいので、ぜひこのアルバム、特に「DEAR FRIEND」収録の2nd Editを聴いてみてください。


 割りとレア盤の部類かもしれませんが「DEAR FRIEND」1曲のために買う価値はあるかもしれません。ご本人がデッド・ストックを結構放出しているので入手しやすいです。私もご本人から購入させてもらいました(笑)。こーゆー経験は本当にアメリカのローカルな世界だなぁと思っちゃいますね。