addsomemusic2006-01-26



 いままで取り上げてきたSSWの裏名盤はフォーキーな音が多かったような気がしないでもないけど、アメリカのSSWにはカントリー・ロックなサウンドのSSWも多いですよね。RON FRASERの1969年リリースの『I'M GONNA SING MY SONG』もそんなカントリー・ロック・テイストな肌触りの素晴らしいSSWアルバムで、これは本当に愛聴盤。


 相変わらず知識も情報も持ち合わせていないんでRON FRASERのことは全然知りません。アルバムが何枚出てるのかもしりませんし、今までこのアルバム以外に見たこともないんですけどね。詳しい方、教えて!


 全体的に軽快なナンバーが多く、そのどれもが素晴らしいメロディ・センスだと思います。RON FRASERの割りと淡々としたボーカルに、ほとんどの楽曲でフューチャーされている女性コーラスとの絡みが素晴らしいです。女性コーラスもゴスペル・ライクというほど濃くなんで爽やかな印象。とにかくポップなグッド・ソングの連続なんで本当にRON FRASERの優れたソングライティングに驚く連続なんですよ。オープニングを飾る「LEAVIN' CAROLINA」を初めとして「JESSIE」「I'M GONNA SING MY SONG」「TO ALL MY FRIENDS」あたりの心地良いこと。思わず体が横に揺れちゃいます。他にも「SUMMER SHADY HOME」といったスローなナンバーがまた素晴らしい。これは名曲だと思います。


 ほとんど見かけることがないアルバムですが、SSWの裏名盤として太鼓判のグレードの高さなんで見かけたらぜひ手に取ってみてください。