addsomemusic2006-02-01



 あ〜忙しいなぁ。猛烈に仕事が忙しい。今日はちょっと谷間になったけど明日からまた忙しいんで気が滅入っています。こんな素敵な音楽が心身ともに癒してくれるというもの。


 ボブ・ディランの『BEFORE THE FLOOD』なんぞを取り出して聴いています。日曜の達郎のサンソンで「天国への扉」が流れてたのを聴いていたので、なんだか無性に聴きたくなったんですよね。


 ハッキリいってディランは私にとっては神の領域に最も近い存在です。ジョン・セバスチャンとかは大好きなんだけどフレンドリーな印象。どちらが好き?と聞かれるとジョン・セバスチャンなんだけど、ディランは本当に愛してるし、彼の素晴らしいアルバムとの出会いなくして今の私は存在し得ません。それくらい好きなアーティストなんですよね。まぁ比べようがない存在なんで。


 ザ・バンドは70年代のアメリカン・ロックのバンドの中では最も好きなバンドです。私にとってのアメリカン・ロックとはまさにザ・バンドのような音を指します。もうそれくらい愛してやまないバンドなんですよ。


 そんなディランのバックをザ・バンドが務めたライブ音源がこの『BEFORE THE FLOOD』なんですよね。1974年にリリースされた素晴らしきライブ・アルバム。このメンツで私が嫌いなわけがないじゃないですか。ザ・バンド単独の演奏も8曲も収録してあるし、ディランはまさに代表曲と呼べるような収録曲に鳥肌が立ちます。


 ザ・バンドの楽曲はやはりいつも通りのザ・バンドといった印象。やはりライブではアレンジを大きく変えちゃうディランの歌のほうが新鮮に聴けますね。ここでのアレンジがまたどれもカッコイイんだよなぁ。ザ・バンドとのコーラスの掛け合いが男気溢れる「IT AIN'T ME, BABE」なんてめちゃカッコイイぞ。彼の代表曲ともいえる「LIKE A ROLLING STONE」なんてザ・バンドの演奏が本当にハマります。が、この曲に関してはオリジナルを超える演奏を聴いたことがないのが本当のところなんですけどね。


 ディランはライブ・アルバムを何枚もリリースしています。この『BEFORE THE FLOOD』はそんなライブ盤の代表作ですが、個人的には一番好きなライブ盤ではなかったりしてます(笑)。まぁ甲乙付け難いんですが個人的には『ロイヤル・アルバート・ホール』や『激しい雨』のほうが好きだったりして(笑)。