addsomemusic2006-02-25



 ただいまのBGMはPORT OF NOTESなり。1999年リリースの1stで大好きなアルバムです。普段は邦楽、まして最近の音ってほとんど聴くことがない。別に避けてるつもりはないんですが、単純に70年代の音のほうが聴いててしっくりくるんですよ。でもPORT OF NOTESはデビューした時から聴いてる数少ない邦楽のひとつ。といってもほとんど英語で歌われてるんですけどね(笑)。


 PORT OF NOTESは男女ユニットでボーカルの畠山美由紀のピュアな歌声が胸を打つ素敵なグループです。やはり90年代以降のサウンドでアコースティックとプログラミング中心の音作り。でも抜群のメロディと畠山美由紀の歌声の素晴らしさで本当に大好きです。


 1999年の1st『COMPLAIN TOO MUCH』が一番好きですね。まだシンプルな音作りでインディーらしい質感を漂わせています。2nd以降のアルバムにはそんな質感はなくなってあまり好きではなくなった(笑)。畠山美由紀のボーカルもここではまだ「素直」といった感じなのがとても好感を持っています。だんだんと経験を積むとともにボーカルとしての力量が付いてくるんですが、この頃はまだ「素直」な部分が多くそこが魅力的なんですよね。もちろんこれ以前にもソウル・ボッサ・トリオとかでボーカルをとっていたんで圧倒的な「歌の上手さ」というのは根底にはあるんですけどね。


 最近の音楽で苦手なところは「長い」こと。アルバム1枚が60分を超えてくるともう通して聴けない。この『COMPLAIN TOO MUCH』は全12曲で55分なんだけど、やはり70年代のアルバムばかり聴いてる者からすると長い(笑)。だから『COMPLAIN TOO MUCH』のアナログをいつも聴いてます。だってアナログは全8曲なんだもん(笑)。4曲も少ない!と思う方も多いけど、通して聴くにはこのくらいが丁度いいんですよ。


 一番好きなのは「COMPLAINING TOO MUCH」。シンプルながら本当に素敵な曲です。後に畠山美由紀のソロでアン・サリーと競演をして再録されますが、こちらのほうはボーカルが濃すぎてあんまり好きじゃないんですよ。「素直」なボーカルに彼女の魅力を一番感じます。


 久々に日本モノを取り上げたんでついでに・・・


 昨日、仕事で取引先のイベントに行ったんですよ。開始時間にちょっと間があったんで近所にあったブックオフによってCDなんぞを眺めておりました。そしたら「ナツメロ・歌謡曲」のコーナーに想い出波止場の『VUOY』を発見。想い出波止場ナツメロだったのか・・・。このバンド名を見て「ナツメロ・歌謡曲」のコーナーに入れた店員さんのセンスが好きです。たぶんこのCDは一生陽の目を見ないでしょう。南無・・