addsomemusic2006-05-02



 ただいまのBGMはSTEPHEN PARKERの1979年にリリースされた『CHEYENNE AUTUMN』なり。ここで取り上げるものがいつもそうだけど、今回も全く情報がない。まぁジャケ買いだからねぇ(笑)。ちょっと季節が違うけど、このジャケを見たら手を伸ばすのがSSW好きの正しい姿でしょ。なんともそそられるジャケですよね。


 レーベルもよく分からないマイナー・プレスもののような感じだけど、音作りはしっかりとしたバンド・サウンドで、全曲彼自身の手による楽曲も爽やかなものから染みる曲、ロック色の濃いものまでセンスの良さを感じさせてくれます。コーラスの使い方やメロディラインなんかが一聴してウエストコーストかな?と思ったんですが、クレジットを見てみたら、録音場所がPA書かれてたんでペンシルバニアなのかな?それならイーストだなぁ。まぁ70年代半ば以降はイーグルスとかのウエストコースト一派の大ヒットで、アメリカ中にそれらしき音を聴かせるアーティストはいましたけどね。


 渋いジャケのような音というよりもウエストコースト系のような爽やかなメロディの楽曲が多いです。コーラスの使い方が余計にそう感じさせるんでしょうね。まぁ何はともあれ曲が良いです。いきなりアカペラ・ハーモニーでスタートする「SITTIN' PRETTY」の爽やかなこと。アコギを中心に据えたスローな「HEAD OVER HEELS」やジャクソン・ブラウンを彷彿させる「TWO ALONE TONITE」、アコギとハーモニーが心地よすぎるフォーキーな「LOVE HAS PASSED ME BY」、声が裏声になるところが堪んない「SHADOW DANCER」など個人的にツボを刺激されまくってます。オススメ度高いですよ!


 話しは変わって、今日本屋に行ったらレコードコレクターズが置いてあるのに気がついた。えっ?もう出てるの?なんて一瞬思ったら先月買い忘れているのをようやく思い出した。もう20年近く買ってる雑誌なのに買うのを忘れてたことなんて今まであったかなぁ?たぶんなかったと思います。で、特集が「70'S AMERICAN HARD」・・・読むところが少ないなぁ(笑)。どうせなら「70'S AMERICAN SSW & FOLK」という特集でもやってくれないかなぁ。もしくは、以前にサイケ特集で激レア盤オンパレードのスゴイものをやった実績があるんで、今度はその流れで「70年代アメリカン自主盤フォーク」なんて特集でも構いません(笑)。