addsomemusic2006-05-13



 この裏名盤のコーナーでは2回目の登場となるSHEP COOKEでも。1976年リリースの『SHEP COOKE』。自主盤なんでかなりのレア盤なんですが、シンプルながら素晴らしい歌とギターが詰まったアルバムで超愛聴盤だったりしています。


 SHEP COOKEはSTONE PONEYSやTHE FLOATING HOUSE BANDのメンバーだった人で、そこでも素晴らしいギターや歌を聴かせてくれていましたね。この『SHEP COOKE』は弾き語りといった内容でアルペジオ主体の演奏なんでもうギターが歌いまくってますって感じ。楽曲のレベルも高く全く捨て曲がない。1曲がどれも短いんで本当にあっという間に終わってしまうんだよなぁ。だから何度もリピートしちゃうんですよね。


 インスト曲も含む全曲がもちろん彼のオリジナルです。なんともジャントルで優しさを漂わせたような本当にメロディアスな楽曲たち。全く派手さはないんだけど聴けば聴くほど魅力的に響くんですよね。オープニングを飾る「RAMBLING SONG」からラストの「JACKIE, THE NEW KID」まで地味ながら味わい深い歌が本当に染みます。彼のボーカルもまたいいんだ!コラージュされたジャケのアートワークも自身の手によるものだったはず。自主フォーク系の名盤の1枚だと思ってますので興味のある方はぜひ!


 これは一時期、本当に欲しくて探しまくった1枚。もうニアミント状態のレコをゲットした時の感動は今でも忘れられないですね。貧乏人の私としては清水の舞台ともいえるくらいう気合を入れたレコでした(笑)。MARK HENLEYとか好きな方にはぜひ聴いてもらいたいなぁ。


 これがSHEP COOKEの1stと思われてるかもしれませんが、1969年にVANGUARDからSHEP名義でリリースしたアルバムが1stです。こちらも良いアルバムなんだよね〜。