addsomemusic2006-06-09



 今日は出張で大阪(日帰りです)に行ってきました。帰りに時間が結構あったんで難波〜日本橋〜心斎橋とブラブラ歩いて見かけた中古屋に入ってはサクサクしてきました。まぁ収穫はナシでしたが(笑)。暇つぶしにはなりましたが、大阪にはあまりレア盤の類はないですね〜。そんなレア盤を扱ってるような店も探せばあるのかな?レコードマップを持っていかなかったのが失敗でした。


 大阪の日本橋ってスゴイね。東京でいうと秋葉原な感じなのかな?電気街で、いたるとろこにアニメ系の怪しい店があったぞ。メイド・カフェの前で携帯で電話してるメイドさんがいました(バイトかな?)。お〜はじめてメイドさんなるものを目の前で見てしまった。萌える気持ちも分からなくもない(笑)。それから道端ではどう考えても非合法なDVDが売られてました。そりゃ非合法だろ。だってダヴィンチ・コードのDVDがもう売られてるんだから(笑)。


 そんな日本橋には全く似つかわしくないニルソンを昨日に引き続き。


 1969年にリリースされた『HARRY』なんですが、これはもう本当に大好きな1枚。ニルソンのアルバムの中で1番好きなのはもちろん、今まで聴いてきた全てのアルバムの中でも10本指に入るくらいの愛聴盤だったりしています。全曲名曲の素敵すぎるアルバムなんですよ。


 1stや2ndと路線としては同じ。しかし格段にグレードはアップしています。なんといっても彼のソングライティングの素晴らしさ。全体をトータルなアルバムとして聴かせることができるバランスの良さ。ボーカルの素晴らしさからアレンジまで非の打ち所がないポップス・アルバムだと思います。ビートルズの「MOTHER NATURE'S SON」やジェリー・ジェフ・ウォーカーの「MR. BOJANGLES」やランディ・ニューマンの「SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR」といったカバー曲も彼のオリジナルとなんら違和感なく彼のオリジナルと並んでいます。オリジナルとカバーのバランスもいいし、なんといっても取り上げた楽曲のセンスがいいんですよね。


 全体的にグッドタイミーかつオールドタイミーな味わいですが、都会っ子らしい気品が漂っているのがいかにもニルソンならではでしょうね。1曲目の「THE PUPPY SONG」のなんともキュートなこと。人懐っこい感じの「NOBODY CARES ABOUT THE RAILROAD ANYMORE」のほのぼの感は堪んないなぁ。「FAIRFAX RAG」や「CITY LIFE」では変幻自在なボーカルに感心しちゃいますね。ストリングスとメロウなメロディが最高な「MOURNIN' GLORY STORY」やマーチ調の「MARCHIN' DOWN BROADWAY」などバラエティに富んだ楽曲も楽しめます。個人的なベスト・トラックは「I GUESS THE LORD MUST BE IN NEW YORK CITY」でキマリです。数あるニルソンの楽曲の中でも1番好きなんですよねぇ。名曲です。