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KENNY RANKINの『SILVER MORNING』を聴いています。コレ、昨日の日記同様に「音涼み」が出来るアルバムですね。間違いなく体感温度が5度はクールダウンできます。涼しげでいて、本当に素晴らしいアルバムだと思います。
1974年リリースのアルバム。ケニー・ランキンのアルバムの中でも1番人気じゃないかなぁ。よくAORのアルバムとして取り上げられてますが、これはAORではないと思います。敢えて言えばプリAOR。全体的にジャジーな雰囲気がプンプンしていて、曲によってはボサっぽい要素も含んでますね。彼のちょっとファルセット気味なボーカルも甘く優しく響きます。
ケニー・ランキンは他のアルバムでもそうなんだけど、自身のオリジナルよりもカバー曲に魅力的なものが多いような気がします。センスのよいアレンジがとてもクールでいながら暖かいんですよね。矛盾していそうな表現ですが、これこそがケニー・ランキンの最大の魅力なんだと思います。
このアルバムでもビートルズの「BLACKBIRD」や「PENNY LANE」、カーティス・メイフィールドの「PEOPLE GET READY」といった有名曲をなんの衒いもなく取り上げています。それらが単に注目を浴びるための有名曲のカバーではなく、誰でも知ってる有名曲をケニー・ランキン流に作り上げていて、カバーなのにオリジナリティを感じさせます。このアルバムでカバーされた「PENNY LENE」なんてまさにそう。スキャット全開で驚きます。これが個人的なベスト・トラックでもありますね。
ケニー・ランキンのアルバムの多くはCDで買えるっていうのに、このアルバムは人気盤なのにいまだに未CD化・・・なんて思っていたらどうやらCD化のようです。それもケニー・ランキン自身による自主制作っぽい（笑）。CD BABYで購入できるようですが、ちょっと高いなぁ。でもまぁ本当に素晴らしいアルバムなんで未聴の方はぜひ！
それから本家の「OTO NO PAGE」を更新しました。今回は珍しくサイケ・バンド特集。まぁ私の場合ヘヴィーなサイケは苦手なんでどちらかというと聴き易いサイケ・ポップ・バンド中心に。確認はしていないけど、たぶん全部CDで買えると思います。
今回「OTO NO PAGE」で取り上げたLOVEについてちょっと調べようと思ったけど、まぁ予想はしてたけど「LOVE」で検索するとエライことになりますね。全く調べられません。アルバム・タイトルも「LOVE」だからなぁ（笑）。以前にも経験したけど「THE BAND」も同様でした。なんて検索泣かせなバンド名なんでしょ。
