■
久しぶりにHAPPY & ARTIE TRAUMの1969年リリースの1st『HAPPY & ARTIE TRAUM』を取り出して聴いています。あ〜染みるなぁ。もうめちゃくちゃ好きなアルバムですね。渋いです。
まさにウッドストックの重鎮ともいえるHAPPY & ARTIE TRAUMなんだけど最初の2枚のアルバムの素晴らしさといったら!この1stでもフォークをベースとしながらもダウン・トゥ・アースなサウンドを聴かせてくれます。ナッシュビル録音なれど、まさにウッドストック・サウンドの典型でしょう。フォーキー・スタイル中心ながらナッシュビルの凄腕達の的確なバッキングが本当に素晴らしい。ケン・ローバーやエリック・カズ、トレイシー・ネルソンの参加も見逃せないですよね。
二人の手によるオリジナル中心でどれも素敵な曲ばかりなんですが、リック・ダンコとロビー・ロバートソンの共作「GOING DOWN TO SEE BESSIE」の演奏には目を見張ります。まさにザ・バンドなメロディ・ライン。まさにザ・バンドによるルーツ・サウンドの典型的なパターンでしょう。この曲は後にディラン&ザ・バンド名義の『地下室』でオリジナルが世に出ます。もう1曲カバーなんだけど「UNCLE JEDD SAY」もまた素晴らしい。これまたザ・バンドを彷彿されるサウンドにシビレます。なんともいえないルーズなかっこよさがあるんですよねぇ。この曲にはコーラスでトレイシー・ネルソンが参加してるし、なんといっても間奏でのエリック・カズによるハーモニカが最高なんですよね!
2ndの『DOUBLE-BACK』は個人的にこの1stよりも愛してるウッドストック・サウンドの超名盤だったりしています。そのアルバムについてはまた今度(ホントか?)。