addsomemusic2006-09-17



 ただいまのBGMはRIO NIDOの『I LIKE TO RIFF』なり。ミネソタミネアポリスで活動していたローカル・バンドの1978年にリリースされたアルバム。男2女1による編成で素敵なハーモニーとスウィンギーな演奏を聴かせてくれます。70年代のアコースティック・スウィングを代表する1枚だと思います。


 取り上げられた曲はどれも30〜40年代の古いジャズ・ソング。ティム・スパークスの凄腕ギターを中心にフィドルやベースなどが加わってきます。コンガが入った曲なんて一層軽快になり南国情緒まで感じられますね。それになんといっても3人による抜群のハーモニー・ワークが素敵過ぎます。このテのスウィンギーな音には女性のボーカルは必須でしょう。ダン・ヒックスのように渋い男性ボーカルに花を添える女性といった感じよりも、もっと女性は前面に出ていますが。


 ノリがよく楽しい演奏が多いですが、「WACKY DUST」のいうにしっとり聴かせてくれる曲も良い味わいです。マンドリンの音が本当に気持ちよいですね。ナット・キング・コールコール・ポーター、おまけにキャブ・キャロウェイまで選曲の妙とともに心底楽しめるアルバムだと思います。それにしてもこれってCD化されてたっけ??


 話しは変わってレココレ10月号を買ってきてペラペラ。『GO! GO! NIAGARA』の特集を読みながら、あ〜また大滝の旧作を買ってしまうんだろうなぁ・・・と自分でも呆れてる始末。買ったら買ったでまたここで取り上げるんでしょうね(笑)。


 リイシュー情報としてはモンキーズの1stと2ndの40周年アニヴァーサリー・エディションが気になるなぁ。リンダ・パーハクスが日本発CD化だけどもう輸入盤でお馴染みなんで今更かな。それよりもウォルター・レイム・コンセプトが世界初CD化というのが素晴らしい。ソフト・ロック好きの方はマスト!


アイ・ライク・トゥ・リフ(紙ジャケット仕様)

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