addsomemusic2007-01-19



 昨日の続きです。


 PODIPTOにはもう1枚アルバムがあって、これはたぶん自主盤だと思います。ミネソタで作られたと思います。だってレーベル名がMINNESOTA GREENっていうくらいですからね。ホント、ミネソタは芳醇な音楽の宝庫で、これもまたそんな素敵な1枚だと思います。


 PODIPTOの『HOMEMADE』がそんな1枚なんですが、これもほとんど詳細不明。ネットでいろいろ検索していたら1973年と書かれたものを見つけました。昨日取り上げたアルバム『PODIPTO』も1973年リリースなんで同年のリリースなんでしょうか?表記がないんで微妙ですけどね。それにこの『HOMEMADE』が2ndだというのを以前に見たような記憶も・・・まぁこれも私の思い込み違いかもしれませんが、まぁどちらにしてもこの2枚はそれほどリリースの間は離れていないと思います。


 カントリー風味のフォーク・ロックという印象が強い『PODIPTO』に対して『HOMEMADE』はいかにもなカントリー臭さをあまり感じない。もっとコンパクトにそしてポップにまとめあげたような印象。こじんまりとしているという意味ではないですよ。とにかくグッドタイミー度の高さは間違いなくこの『HOMEMADE』のほうが強いと思いますし、全体の楽曲のレベルも個人的な好みですが圧倒的に『HOMEMADE』のほうが上だと思います。


 『PODIPTO』でもリード・ボーアルはあったしコーラスをつけている女性ボーカルなんですが、『PODIPTO』ではそれほど強烈な印象は残っていないのに対し、『HOMEMADE』ではリードを取る曲も多く、コーラスでももっと前面に出ていてかなり印象強い。フィメール・ボーカルを含むサイケ・ポップ・バンドという雰囲気を強く受けます。


 とにかく曲の良さが特筆モノ。全てのフォーク・ロック〜グッドタイム・ミュージック好きに捧げるような内容だと思います。シルクスクリーンによるジャケも良いしね。ただ私の手持ちのは劣化のためかシルクスクリーンの部分がだんだんと剥がれてきてるんですよねぇ(特に裏ジャケ)。これもこのアルバムの宿命なんでしょうか?