addsomemusic2007-04-16



 ただいまのBGMはTHE CRITTERSの『YOUNGER GIRL』なり。1966年リリースの1stかな。THE CRITTERSはよくソフトロックの範疇で括られてますが、そこまでソフロな音ではない。もっと普通のビート・バンドでラヴィン・スプーンフルをまろやかにした感じ・・・といってもよく分かんないか。ソフロうんぬんで語られるのは、彼らの代表曲「MR. DIEINGLY SAD」のイメージが良いも悪いも大きく影響してるかな?と思います。


 とはいっても「MR. DIEINGLY SAD」の素晴らしさは「絶品」としかいいようがなく、このアルバムの目玉というよりも60年代ポップ・ロックの代表曲の1曲に数えられるようなものだと思ってます。この心地よさはヤング・ラスカルズの「GROOVIN'」と双璧をなすものだと思いますね。同系統のメロウ・ポップ路線でラヴィン・スプーンフルの「YOUNGER GIRL」がありますが、THE CRITTERSのアルバム・タイトルからも分かるように同曲の素晴らしいカバーも収録されています。このカバーも本家ラヴィン・スプーンフルに全く引けをとらない素晴らしいデキだと思います。


 CDではKAPP時代の音源がコンプリートで収録されています。といってもアルバム1枚とシングルだけなんで全20曲なんですけどね。どれも素敵なポップ・ソングが詰まっています。メンバーにアンダース&ポンシア関連のDON CICCONEが在籍していたんで、そこらへんは折り紙付きといったところでしょうか。