addsomemusic2007-05-26



 ただいまのBGMはCULLOWHEEの1980年にリリースされた『ONE MORE SONG』なり。これは本当に素敵なアルバムなんですがCULLOWHEEのことは全く知りません。だって何て読むのかもわかんないくらいですから(笑)。クレジットを見る限りではナッシュビルの6人組バンド。基本はフォーク・ロック的なサウンドですが、しっかりとまとまったバンド・サウンドを聴かせてくれています。


 ライブ録音。オープニングを飾る「WHEN YOU'RE HAPPY」はタイトル通りそれらしい陽気なナンバー。かなりグッドタイミーな曲でカズーも鳴り響きジャグ・バンドのような様相も伺えます。もうこれだけでニンマリなんですけどね。そうかと思うと続く「YOU WERE GONE」「SLIP AWAY」あたりはなかなかメロウなナンバー。コーラスもしっかりとしていてウエストコーストなサウンドを感じさせてくれます。「I DO LOVE YOU」はライブではなかなか盛り上がる軽快なナンバー。小気味良いサウンドNRBQっぽくて踊れますね。なんともホノボノとした感じの「FISHIN'」は個人的にドツボなナンバー。なんとも気持ちよく、最近のポカポカ陽気にピッタリですね。7分を超える長尺な「BAYOU WOMAN」はアルバムの中で最もクールでロック色の濃い曲。長いサックス・ソロがフューチャーされていたり、各自の演奏を中心としたインプロビゼーションが溢れてます。こんなタイプの曲を聴くと彼らの力量がうかがい知れますよね。


 茶色一色のなんとも地味なジャケですが、内容はかなりレベルが高いもの。マイナーなアルバムなんだと思いますが、こんなのを聴くとアメリカの底力を感じるんですよね。確かにローカル色は濃いですが、捨てたもんじゃないですよ。好きです。