addsomemusic2008-03-07



 ただいまのBGMはTITUS & ROSSの『TITUS & ROSS』なり。インディアナの素晴らしいフォーク・サイケなアルバム。1969年の録音なんで、70年代SSWとはちょっと違った佇まいは感じさせます。基本は二人によるフォーク系SSWデュオといったところなんですが、全体を覆うサイケ・フィールがこのアルバムの最大の魅力でしょうね。もちろんヘビーなサイケ・サウンドではなく全体的にエコーがかかったような音作りにサイケを感じさせます(録音がチープなせい?)。


 もちろん全曲が二人の手による楽曲で占められてるんですが、これがなかなかレベルが高い。全体的に落ち着いたメロディの曲が揃っていて、伸びやかなボーカルと相まって心地よさもあります。曲によってはアップテンポに軽快に決めてくれています。ほとんどがギター、ベース、ドラムのシンプルな演奏ですが、リコーダーとか入る曲もあります。とにかく捨て曲ナシの高レベルなのは保障いたします。


 自主フォーク・サイケの人気盤なのも頷けるような内容なんですが、どうしてもレア盤なのが残念。なかなかこのテのアルバムってCD化とかされないんですよねぇ。でも全てのフォーク・サイケ〜SSW好きには聴いてもらいたい1枚です。
 

 追記: さっきAMAZONで確認したらCD化されてました・・・すいません。そんなわけで皆さん買いましょう(笑)。

Titus & Ross

Titus & Ross