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　この私的名盤100選なんですが、事前に100枚を選出済みではないので、いつ何を取り上げるのかは私にも分かりません。ただ個人的に愛してやまないアルバム・ベスト100にランクインはするだろうという愛聴盤ばかりなのには間違いないですね。

　私のトコ以外ではあまり取り上げられてるのを見たことないんですが大好きなアルバムでも。ただいまのBGMはPHIL EVERLYの1973年の1st『STAR SPANGLED SPRINGER』なり。どれくらい好きかといえばジャケをプロフィールに使っているくらいですからね。まぁ犬ジャケのイラストが気に入っていたというのもありますが、それ以上に素敵なアルバムなんですよ。

　フィル・エヴァリーはもちろんエヴァリー・ブラザーズの弟のほう。エヴァリーにも大好きなアルバムがあるのでそのうちココで取り上げることでしょう。このアルバムでは全曲彼の手による楽曲が揃っていてかなり力が入っていますね。アレンジの他にギターやキーボードで参加しているウォーレン・ジヴォンの名前にも注目ですよね。とにかくロッキン・ポップだったりメロウだったりと、本当に良い曲が揃っています。オーソドックスなSSWアルバムとしても十分聴く価値はあると思います。彼の優しいボーカルと素敵なメロディの連続にグッときますから。「THE AIR THAT I BREATHE」はホリーズも取り上げた名曲デス。

　彼の1975年の『PHIL'S DINER』も同様に素晴らしい。それにしてもこんなメジャー級がいまだに未CD化なんだから世の中間違っていますよね。60年代に数々のヒットを飛ばしたっていうのに、70年代のソロは聴く価値がないというのだろうか？？乞うCD化！再評価を！