9月28日 広島−ヤクルト戦を観に広島市民球場へ行ってきました。この日が今年の地元最終戦というだけでなく、「広島市民球場」公式戦最終戦であります。そう広島市民球場は51年の歴史に終止符を打ち、来年からは新球場となります。


 12球団で最も狭い球場だったんじゃないのかなぁ。それだけに選手との距離が異常に近い。外野も壁でなくフェンス。両翼90メートルの外野では、フェンスのすぐ前に選手がいます。手を伸ばせば握手が出来るくらいの高さしかありません。ファールゾーンの狭さは特筆モノで、内野で観戦すると本当に目の前に選手が見れます。ベンチの上辺りの席だったら、選手達の会話も聞けそうなくらいです。初めて市民球場へ訪れた方は、みんなこの選手との距離感に驚かれます。


 土と天然芝のグランド。いかにも昭和の球場といった風情がいいんですよ。オープン球場ならではのデーゲームの気持ちよさ。芝の青さ。選手達の息遣いと一体となったような観客の応援。古い球場で設備もよくない。でもこの球場の良さってのは実際に足を運ばれた方には分かってもらえると思います。


 初めて市民球場へ行ったのは小学生の時でした。大学生になった頃はヒマを持て余していたのでいつも通ってました。社会人になって多少足が遠のきましたが、熱心なカープ・ファンの仲間ができて、再び足しげく通う日々が。


 市民球場でオールスターも観ました。今のところ最後の日本シリーズも観ました。大野や佐々岡の引退試合、前田の2000本安打・・・実際に球場に足を運び、興奮と感動の中で、私と市民球場は20年以上の付き合いとなりました。


 最終戦。その記憶を焼き付けようと今年最高の人手となりました。先発は若き未来のエース、マエケン。彼は好投はもちろんプロ初ホームランまで見せてくれました!この雰囲気の中でホームランを打つなんて肝っ玉が座ってるな〜と思ったよ。もちろん主役級のアレックスや栗原のホームランも市民球場の歴史に強く印象つけてくれました。もちろん見事な勝利で球場は興奮の坩堝と化していました。


 試合終了後、セレモニーもあったりとかして、本当に良い日でしたねぇ。何度泣いたことか。本当に球場から帰りたくなかった・・・。


 

 外野から写真をパチリ。超満員です。


 

 入場の際に配られた赤い紙には「ありがとう」「必ずここへ帰ってくる」の文字が。これを全員で掲げ、球場は真赤に。


 

 7回裏、恒例のジェット風船飛ばし。これは阪神さんではなく、カープが元祖ですよ。


 

 もう1枚。球場全体が真赤に染まりました。


 

 オマケ?ジュースを売っているおにいちゃんも「最後だね」というお客さんの声に号泣。私も思わず貰い泣きです。
 ※無断掲載ですので、クレームがきたらすぐに消します(お兄ちゃんゴメン)。


 

 試合終了後のセレモニーで過去のチャンピオン・フラッグのお披露目がありました。


 

 選手達が球場を一周。


 

 ライト・スタンドの前で選手達の記念撮影中。


 

 市民球場ラストのスコアボード。見事な勝利!


 セレモニーで「宇宙戦艦ヤマト」を皆で歌いました。「必ずここえ帰ってくると〜」という歌詞が重要なんです。
 歌が終わるとバックスクリーンに「日本シリーズまであと34日」の文字が!・・・泣けた!


 クライマックス・シリーズに進出し、そして勝ち進み、再び広島市民球場へ選手達が帰ってくると信じています。
 日本シリーズでまた会いましょう!


 最後に、7回裏の動画でも。撮影:私 歌:私&市民球場のみなさん