addsomemusic2008-11-03



 仲間内で行っているセレクト合戦で収録していた藤田朋子が歌う「I WILL」が思いのほか好評だったんで、改めて取り上げておきます。まさか今頃になって藤田朋子のアルバムを取り上げるブログってのもなかなかないだろうなぁ(笑)。


 1989年にリリースされた藤田朋子の1st『THE WOMAN IN ME』。彼女はもともと女優さんかな。当時どれくらい人気があったのか知りませんが、CDを出すくらいなんで結構人気があったんでしょう。某大学の外国語学科を卒業しているだけあって英語が堪能なのか、このアルバムは全曲が英語で歌われているというもの。海外でレコーディングされてるし、参加しているのも日本の音楽界では割と目にするメンツが揃っているんで、当時レコード会社もそれなりに力をいれていたんでしょうね。


 作家陣が豪華なのかどうかは知りませんが、BUNNY HULL、JOEY CARBONEといった日本の音楽シーンでよく耳にする名前が揃っています。ただやはり80年代後半のアルバム。時代そのままの打ち込みやシンセのサウンドは70年代音楽を愛する私には退屈そのもの。英語の発音は知らないけど、歌も決して上手いほうではないしね(笑)。


 ただ2曲のカバーが気になって購入したんですよ。1曲はキャロル・キングの「ONE FINE DAY」。まぁこれは説明不要の名曲ですね。ただこれも前述のサウンドなため興醒め。いいところないなぁ・・・と思ってたんですがもう1曲のカバーが素晴らしすぎた。ビートルズの「I WILL」のカバーなんですが、彼女のポール好きは当時から有名でしたからね。気合いれたのでしょう?他の収録曲と違って、これだけなぜかアカペラによるドゥワップ・カバーに仕上げられています。ちなみにここでコーラスをつけているのが14 KARAT SOULってのには驚きます。良いデキなはずだ。わずか2分の短い曲だけど、これだけのために買う価値があるというものです。


 あっ高くないですよ。近所の中古屋のワゴンセールやバーゲンコーナー、ブックオフででも探してください。300円以下で買えると思います(笑)。


THE WOMAN IN ME

THE WOMAN IN ME