addsomemusic2009-07-19



 ただいまのBGMはTHE CHARLATANSの1969年にリリースされた『THE CHARLATANS』なり。オリジナル・アルバムとしては唯一リリースされたアルバムですね。これはレイト60'SのUSサイケ・バンドによる大傑作にて愛聴盤でございます。


 サンフランシスコのバンドで、サイケ・バンドとして最も古いバンドのひとつだそうです。バンド初期にはあのダン・ヒックスもメンバーでした。そのオリジナル・メンバーではシングル1枚を残しただけ。録音されたアルバムもオクラ入り。メンバーの脱退もあり1969年にようやくこのアルバムがリリースされたんですね。基本的にアメリカン・ルーツ・ミュージックにサイケ・フィールをたっぷり詰め込んだフォーク〜ブルース・ロック・バンドといった感じかな。メンバーみんながハーモニーを付け、骨太なギター・サウンドを聴かせてくれます。


 曲によってはラヴィン・スプーンフルといったグッドタイム・ミュージック・バンドに相通じるものがあります。収録曲のほとんどがオリジナルですが、アルバムのトップにヴァン・ダイク・パークスの手による「HIGH COIN」を収録。この曲のアレンジ具合がなんともグッドタイミーかつサイキーな魅力が溢れていますね。ただ他の曲とのバランスはいささか悪いかな?と思わなくも無いけど。でもオリジナル曲のレベルは非常に高いですね。単純に良い曲が揃ってるんですよ。60年代ならではのコンパクトなサイズに、やはり同時代ならではのストレンジなフィールには興奮すら覚えます。


 こんなグレイトなアルバムなんですが、どうもCDのほうは現在廃盤のよう(アナログはそこそこレア)。中古などで見かけたら間違いなくゲットすることをオススメいたします。


San Francisco 1969

San Francisco 1969