addsomemusic2009-12-05



 ただいまのBGMはTHE NEW WAVEの1967年にリリースされた唯一のアルバム『THE NEW WAVE』なり。男性デュオによるソフト・サイケなアルバムで、我が日本ではソフト・ロックのアルバムとして紹介されています。でもよくあるソフロのイメージとはちょっと違って、もっとアシッドな雰囲気が漂ってるんですよね。アシッド・フォークとソフト・ロックの中間くらいのイメージかな。


 ストリングスのアレンジにジーン・ペイジの名前が見られるように割とお金をかけて作られてます。線の細いボーカルがストリングスに乗って優美に響き渡ります。中世的な美しさがあるアルバムで結構お気に入りのアルバムなんですよね。1曲を除き全てオリジナルで、ボサの影響も感じさせ、そのセンスの良さは十分に伝わってきます。唯一のカバーが「シェルブールの雨傘」ってのも面白いよね。


 カンタベリーというアルバムを3枚しかリリースしなかったマイナー・レーベルの第1弾がこのニュー・ウェーブ。そんなレーベルからリリースされたもう1枚がイエロー・バルーンのアルバムなんだからクオリティが高いですよね。つなみに残る1枚が何なのかは知りません(笑)。