addsomemusic2010-07-12



 ただいまのBGMはFORTUNE TELLERの1978年にリリースされた『INNER-CITY SCREAM』なりボルティモアの5人組バンドで、70年代サイケ・アルバムとしてなかなかのレア度を誇るアルバムだったりしています。まぁ私がそんなレア盤を持ってるはずもなく、再発アナログ盤を聴いてるわけです。


 70年代サイケ・バンドなんだけど、そのサウンドは60年代ガレージ・バンドといった感じ。ファズ・ギターをガンガン鳴り響いてるわけだけど、自主盤ということもあり録音は非常にショボイ。なんとも全体に中途半端さが充満してるんだけど、それがまた不思議な魅力だったりしています(笑)。サイケ・ポップな曲が揃っていて、曲のクオリティはかなり高いと思います。


 案外、本人たちはハードロック・バンドを狙ったのかもしれないんですが、フォーク・ロック・バンドの域を出ることもなく、ファズギターが悲しく響いてます。でもねぇ、このローファイ加減が最高なんですよ。万人受けしませんが、このテのサイケ好きには堪らないものがあると思います。だからこそオリジナル盤は結構なハイ・プライスになってるし、かなりしっかりとした作りの再発アナログ盤まで出ている状況を見る限りでは、このアルバムがかなりの評価を得ているいう証拠なんでしょう。クセになるアルバムです。個人的には最高!