addsomemusic2010-07-16



 いまいち更新意欲が湧かない。忙しいわけではないんですけどね(笑)。取り上げなきゃいけない「SSW裏名盤」のアルバムも溜まってるんだよなぁ。でも今回取り上げるのはメジャー級のアルバムなんですけどね(笑)。


 ただいまのBGMはBRIAN WILSON & VAN DYKE PARKSの1995年にリリースされた『ORANGE CRATE ART』なり。大好きなアルバムで時折、取り出しては聴いています。ブライアン・ウィルソンヴァン・ダイク・パークスによるコラボレイト・アルバムなんだけど、この二人のコラボというと猫も杓子も『SMILE』なわけです。当時完成しなかった『SMILE』(後にブライアンが完成させましたが)と比べると全くの別世界。リリース当時『SMILE』の続編・・・なんて期待された方も多かったんじゃないかなぁ。個人的にはこのいかにもヴァン・ダイク・パークス的なオールド・シンフォニックなアルバムにニンマリでしたけどね。


 あくまでヴァン・ダイク・パークスのアルバムにボーカリストとしてブライン・ウィルソンが参加したアルバムです。2曲を除き全ての曲はヴァン・ダイク・パークスの手によるものだしね。懐かしさを覚えるようなオーケストレーションやスティール・パンの使い方、シンプルなようで凝ったアレンジ、ランディ・ニューマンやニルソンを思わせる楽曲の数々、それにブライアンの多重録音によるボーカル・ハーモニー。『SONG CYCLE』というより『JUMP』に近いサウンドで心地よさバツグン。アメリカン・ミュージックの良いところがいっぱい詰まっています。ジャケットそのままの音が聴こえる大人のアルバムですね。


 このアルバムって当時売れたのかな?たぶん売れてないんだろうなぁ。
 

Orange Crate Art

Orange Crate Art