今回の主役はシェップ・クックのほうです。初めてシェップ・クックを聴いたのはTHE FLOATING HOUSE BANDでした。このバンドのメンバーとしてシェップ・クックは名を連ねてたんですよね。またこの唯一のアルバムが死ぬほど素晴らしい。「我が人生ベスト10枚の中の1枚だ!」と言ってしまいそうなくらい感動し、興奮したからねぇ。その言葉に偽りはありません。


 そんなシェップ・クックのソロにも俄然興味が沸くというもので、その後に1979年リリースの『CONCERT TOUR OF MARS』をゲット。シールドで10ドルもしない格安レコでした。値段は安いけど内容ななかなか良い。しかし、まぁ良く出来たSSWアルバムといった印象以上のものではなかったです。そして彼のファーストと言われてる『HAVE YOU GONE BALD INSIDE YOUR HEAD?』(11日の日記にジャケをアップ)をゲット。これはSHEP名義なんですよね。全く触れられてないんですが、このSHEPとSHEP COOKEは同一人物らしいです。こちらはややサイケ風でこれまた良いアルバム。


 で、残されたのは1976年リリースのセカンド『SHEP COOKE』なわけだ。ただ、このアルバムは自主盤のせいかなかなか見当たらない。噂ではけっこうな値段がすると聞いてたし、しかし内容はまさに名盤の名にふさわしい素晴らしいモノ・・・全て噂でしか耳に入ることがないんで、もうメチャクチャ聴きたくて聴きたくてしょうがなかったんですよねぇ。


 海外のオークションで見つけた時は興奮したなぁ。こちらも気合いれて入札したものの驚くような額になって泣く泣く断念したんですよねぇ。そんなに高いのか・・・


 そんなレコが遂にゲットです!前回、海外オークションで見た額よりもかなり安くゲットできました。まぁそれでも1枚のレコードとしては恐ろしく高い値段ですけどねぇ。でも本当に聴きたいと思っていたレコですからねぇ。


 奇跡です。素朴なアコースティック・サウンドのアルバムなんですが奇跡を感じました。聴く人によっては全部同じに聴こえるような退屈なアルバムかもしれません。でも私はこの30分にも満たないこのシンプルなアルバムに思わず鳥肌が立っちゃったんですよ。思い入れを抜きにしてもやはり素晴らしいとしか言いようがない瞬間を目の当たりにしたのです!生涯愛していける素晴らしいアルバムに出会えた幸運に感謝します!


 でも、そのおかげで超金欠になってしまった(笑)。しばらくは大人しくしていますよ。まぁ到着待ちも何枚かあるしねぇ。それらを楽しみにして、新規購入は本当にできそうにないです(泣)・・・


 追記:もう1枚の収穫レコHARVEST FLIGHTもメチャクチャ素晴らしいですよ!!!