addsomemusic2004-11-22



 ヴァン・ダイク・パークスが大好きで、彼のアルバムや参加してるヤツなどを少しずつ集めてます。けっこうな量になるし自分の好みの範囲だけ、ということで80年代以降はかなり手薄になってますけどね(笑)。


 決して情報の多いアーティストではないんで、レコードコレクターズ1996年6月号の特集号のディスコグラフィーを見ては頭にインプットしてきたんですよね。そのディスコの中で気になるアルバムがあったんですよ。ヴァン・ダイク・パークスのソロやグループがらみのアルバムなんですが、THE VAN DYKES名義による『HOOTIN' HOOTENANY』というアルバム。ディスコでは1964年と書かれてました。ということは『SONG CYCLE』以前のアルバムということになります。


 『SONG CYCLE』以前といえば、THE GREENWOOD COUNTY SINGERSはよく名前を聞きます。これはヴァン・ダイク・パークスが兄のカーソンと共に在籍していたモダン・フォーク・グループ。1964年と1965年に2枚のアルバムをリリースしていますし、セカンドのほうは持ってます。こちらはヴァン・ダイク・パークスの古い話になると名前を目にするんですけどね。でもTHE VAN DYKESのことを書いてあるものを見たことがないんですよ。


 そのディスコにはジャケも載っていないし、ネットで検索しても引っかからない。明らかに同名別グループと思われるTHE VAN DYKESはヒットするんですけどね。そんな正体不明なれど、とても聴いてみたいTHE VAN DYKESを先日ゲットしました。手元に届いて初めてジャケを知ったような有様です(笑)。


 で、現物を手にして謎がいっそう深まりましたよ。本当にヴァン・ダイク・パークスが参加してるのか?ジャケにはストライプのシャツを着た3人組のイラストが。イラストだからよく分からないし、それに1964年というとTHE GREENWOOD COUNTY SINGERSの頃なんだけど、『SONG CYCLE』を含めてこの頃のヴァン・ダイク・パークスは眼鏡をかけてるんですよね。でもこのイラストには眼鏡姿じゃないし。


 肝心の音のほうを聴いてもよく分からない。いわゆるフォーク・ソングで当然のことながらバーバンク・サウンドのカケラもない。おまけに3人で歌ってるものだからボーカルを聴いても分からない。同じフォークなれどTHE GREENWOOD COUNTY SINGERSとは違った印象を受けるし。


 ジャケやレーベルをくまなく見ても、なんのクレジットもない。メンバー名はおろか、収録されてる楽曲も曲名のみの表記で、ヴァン・ダイク・パークスが関わってるのかどうかも不明。


 う〜ん、本当にヴァン・ダイク・パークスが参加してるのだろうか?そんな疑惑がどんどん強くなってくるんだけど(笑)。まぁ参加していたところで、ただのフォークなわけで、とりたてて新しい何かを発見できるようなアルバムではないです。まぁ重箱の隅をつつくようなもんだからなぁ。


 でも、やっぱり気になるんですよね。レコードコレクターズでディスコグラフィーを作成された長門芳郎様、この日記を読まれてたら教えてください!・・・読んでないか(笑)