addsomemusic2005-02-22



 今日我が家に届いた1枚のCDがあまりにも素晴らしすぎて延々とリピート状態です。それは中村まり『SEEDS TO GROW』というリリースされたばかりのアルバムです。彼女を知ったキッカケは以前に私のBBSに宣伝の書き込みがあったから。リンクを辿ってHPに行ってみると短いながら2曲の試聴ができました。このわずかな試聴だけで完璧にノックアウトされちゃいました。そのままAMAZONでポチッといっちゃいましたよ。


 彼女のHP http://www.movingon.jp/contents/mule/nakamura/index.html


 全曲英語で歌われていて、その全てが彼女の手によるもの。演奏もほとんど彼女がこなしています。ギター、バンジョーマンドリン・・・。彼女の弾き語りスタイルを基本にして、そこに音を重ねたり、サポートが入る程度でけっこうシンプルなサウンドです。


 で、このCDから流れてきた楽曲がどれも70年代のUSフォーク〜SSWを感じさせるモノ。それもローカルな自主フォーク〜SSWな匂いが全体的に漂っています。フォーク、ブルーズ、カントリーといったルーツ・ミュージックが肌に染み付いてるって感じですよ。その歌声もちょっと鼻にかかった声質で日本人っぽくない。KAREN DALTONとまではいかないけど、KAREN BETHのようなボーカル。知らないで聴いたら絶対に日本人のアルバムだとは気がつかないと思います。


 日本人が英語で歌うのはどうなのか?なんて意見もありそうですが、こんな感じの土の香りが漂う歌を上手く表現するには英語のほうが良いと思います。海外で暮らしていた経験も大きいんでしょうね。


 きっと売れないでしょう。多くの方に理解もしてもらえないようなサウンドかもしれません。でも私には堪らなく素晴らしい音世界。鳥肌たっちゃって興奮しっぱなしです。


 全曲が試聴で聴けるようなタイプの曲なんでぜひ聴いてみてあげてください。