addsomemusic2005-02-21



 今日はとびきりのスーパー・セッション・アルバムを紹介しちゃいましょう。1960年代後半以降には数々のスーパー・セッションが生まれましたが、1969年にリリースされたTHE MASKED MARAUDERSほどすごいメンツを揃えたセッション・アルバムは存在しなかったんじゃないのかなぁ。


 THE MASKED MARAUDERSの同名アルバム。プロデュースはアル・クーパーで、メンバーはなんとボブ・ディランミック・ジャガーポール・マッカートニージョン・レノンジョージ・ハリスンというから驚愕だ。これこそ正真正銘のスーパー・セッション!


 覆面バンドだけあってみんな声を多少変えてはいるもののやはり聴けば分かりますねぇ。冒頭を飾る「I CAN'T GET NO NOOKIE」は間違いなくミック・ジャガー、続く「DUKE OF EARL」はちょっと軽い感じだけどボブ・ディランか?ディランの場合は『ナッシュビルスカイライン』なんかでは全然声質が違うくらいだから、この声色も納得がいく。「I AM THE JAPANESE SANDMAN」はジョン・レノン????


 なんてのは当時本当にローリングストーン誌に載ってた記事らしいです。実際にネットで検索してみたらTHE MASKED MARAUDERSはディランやジョンらの覆面バンドだと堂々と書いてある記事も見ました。でも実際はクリーンネス&ゴッドリネス・スキッフル・バンドが声真似をして製作したアルバムらしい・・・とのこと。


 真相はいかに?なんて答えは明白なんだけど、こんれはジョンやディラン、ミック・ジャガーらによるスーパー・セッション・アルバムだと思って聴いたほうが絶対に面白い。それに実際に聴いてみると明らかに違うでしょ・・・って感じなんだけどね(笑)