addsomemusic2005-02-26



 普段はオーソドックスなSSWやFOLKを好んで聴いてます。バンド編成でもフォーク・ロックとかカントリー・ロックあたりの音が好き。でも時折サイケな音を聴きたくなることもあるんですよねぇ。


 で、サイケってなんなのさ?そのいわゆるサイケと呼ばれるジャンルを言葉で説明できる?レココレのサイケの特集号を読んでみたけどイマイチ掴めないよなぁ。ファズとエコーと電子音がけたたましい音?そればっかりじゃないよね。結局よく分からないままヘンテコな音を聴いてます。あ〜そうか!ヘンテコな音がサイケなのか(笑)。


 個人的には実験的なヤツや電子音系は苦手。フォーク寄りのサイケは好きだけど、それじゃぁアシッド・フォークとの違いを聴かれてもよく答えられない(笑)。他にはよく言うドリーミー・サイケ。なんじゃそりゃ?だよなぁ。あとチープでヘロヘロなのが好き(笑)。だってドラッグやってるようなヤツラにちゃんとした音が作れるわけないじゃない(笑)。


 そんなチープでヘロヘロなサイケで好きで時折手を伸ばしてるのがSTONE HARBOURの『EMERGES』かな。1974年のリリースなんだけど、そのあまりにもチープな音からしてとても70年代の音とは思えない。録音悪すぎ。演奏は全編でファズの効いたギターが鳴り響いてます。ボーカルもヘナチョコだしなぁ。ほんと酷い音作り・・・というところに耳がいってしまう(笑)。私が持ってるレコードは再発盤なんだけど、再発盤(たぶん盤起こし)というのだけが原因ではないと思うよ。オリジナルだって絶対にこんな酷い音のはず!


 なんでそんなチープなの聴いてるのかって?なぜだろ?なんか手が伸びちゃうんだよなぁ。不思議な魅力が詰まったヘロヘロ・サイケ。たまにはこんなのでトリップしてみるのもよろしいかと。