addsomemusic2005-07-21



 久々に新譜のCDを買いました。新譜といってもキャロル・キングだし、それもライブ盤だから新譜度はかなり低いですね(笑)。


 この7月にリリースされたばかりで、収録された音源も昨年のツアーのもの。まさにキャロル・キングの「今」を納めたアルバムだと思います。タイトル通りなんともリラックスしたライブで、基本はキャロル・キングのピアノの弾き語り。それにアコギが絡む完璧アコースティックなライブです。二人のギターとともに気持ちよく歌っています。時にはキャロル・キング自身もピアノをギターに代え、3人で楽しくギターを弾いて歌ってというふうに、こんなライブ一緒に楽しみたいなぁと本当に思っちゃいますね。


 芸歴40年を超えるキャロル・キングももう60歳過ぎてますよね。それを考えると彼女の歌のなんと若々しいこと。ハスキーな歌声が年齢を感じさせませんね。収録曲はまぁ予想通り、ウルトラ大名盤の『つづれおり』からの曲が中心なんだけど、意外にも『COLOUR OF YOUR DREAMS』からの曲が多いのに驚いた。ほとんどナツメロ集に近いんだけど聴き所は多いですよ。


 あえて『つづれおり』からの曲は書きませんが、他にはジェリー・ゴフィンとともにヒット曲を連発していた60年代前半のポップス・メドレーをピアノの弾き語りで聴かせてくれるのがなんとも楽しめますね。愛娘ルイーズとのデュエットなんてのもあります。ところでルイーズはもう何歳なんだ?(笑)。個人的な最大の聴き所はモンキーズでお馴染みの「PLEASANT VALLEY SUNDAY」のセルフ・カバーじゃないかな。これは自身による初セルフ・カバーだと思います。ラストには「LOCOMOTION」まで歌ってくれてます。私も観客と一緒になって歌いたいですよ!


 2枚組のボリュームながらあっというまに聴き終えた素敵なライブ盤だと思いました。いまでも現役で活躍してる彼女の歌に接してみるのも良いものだと思いますよ。