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　ただいまのBGMはKUI LEEの『THE EXTRAORDINARY KUI LEE』なり。1966年リリースのハワイ出身のアーティストによる唯一のアルバム。これがなかなか素晴らしい。けっこう好きなアルバムで時折取り出しては聴いています。

　ハワイ出身のアーティスト＝ハワイアンというのもどうかと思うけど、間違いなく私はこのアルバムをハワイアンと意識して聴いてるわけではないですね。たぶん普通のSSWアルバムといった感じで聴いてます。確かに英語でなくハワイの言葉（何語っていうの？）で歌われてるような曲はそれなりに雰囲気を感じもしますが、他はいたって普通のロック〜ポップス〜SSWなアルバム。曲によっては時代なのかソフトロックっぽさも漂ってるような気もします。

　今日ペラペラとレコードコレクターズ9月号を見てたら、ちょうど「CBS魅惑のハワイアン」という特集記事がありました。そのシリーズの一環として先月CDで出たようですね。たぶんそれ以前にもCD化はされてたはずなんで、再リリースということですね。なんともタイミングのよいことでしょう。気になる方はぜひ買ってみてください。本当に良いアルバムです。

　アレンジャーにスチュワート・シャーフの名前があるのが見逃せませんね。彼はボブ・ドロウと一緒に仕事をしてるし、確かふたりでレーベルも立ち上げたはず。ボブ・ドロウがプロデュースをしたアルゾの雰囲気も感じられるし、有名曲「I'LL REMENBER YOU」も収録してるんで、「ハワイアン」なんて気にせず普通のロック〜SSWアルバムとして接してみると思わぬ発見だと思いますよ。

　なんといっても彼のボーカルが抜きん出て素晴らしいと思います。