addsomemusic2005-08-16



 別に今回のがオチではないんですが(笑)


 超久々にたまの『しおしお』を聴いています。1989年リリースのインディー盤でナゴムからのリリース。これがナゴム最後のヒットらしいですが、他にヒットってあったっけ?でも有頂天、筋肉少女帯空手バカボングランドファーザーズあたりは買った記憶があるからそれなりに売れていたのかも???


 たまの『しおしお』のリリースはイカ天出演とほぼ同時期だったような記憶があるけどどうだったんだろ?なんかやたらとブームになって当時入手困難になっていたような気がしますが、私は普通にエジソン(いまでもあるのかな?)で買った。普通に買ったくらいだからまだブームに火がつく前だったのかもしれませんね。他のナゴム関係のレコは全て処分してしまったんだけど、このたまのアルバムだけはいまだに我が家に残ってました。まぁそれくらい好きで結構聴いてました。


 たまというと「さよなら人類」の大ヒットで1発屋のように思われますがかなり長く活動を続けてました。もともとメジャーが似合わない人達でしたからねぇ。アルバムも結構聴いてましたがどれもなかなかレベルの高いものが多かったんですよね。


 アコースティック主体のバンドで、マンドリンやらアコーディオン、パーカッション(おもちゃ)の音が印象的。そのサウンドは例えようがないくらい唯一無二の存在でした。不気味な風貌とは裏腹にポップな楽曲が多く、アレンジも面白くて結構練られてました。


 この『しおしお』も楽曲の質がなかなか高い。柳原のポップス感覚溢れた「オゾンのダンス」も素晴らしいけど、たまという存在を最大限に印象付けたのは知久の「らんちう」「ロシヤのパン」「かなしいずぼん」といったちょっと不気味なアシッド感溢れる楽曲だったと思います。これらの曲は海外のサイケ・コレクターにも聴かせたい(笑)。