addsomemusic2005-08-22



 フィフス・アヴェニュー・バンドの1969年にリリースされたこの『THE FIFTH AVENUE BAND』は本当に大好きな1枚。CDとアナログを持ってるんだけど、最初に買ったのはもちろんCDのほう。今手元にあるCDを見ると「90.11.15」とあった。あ〜もう15年も前のCDをずっと聴き続けてるんだなぁとなんだか感慨深くなっちゃったよ。


 6人組みのバンドで、メンバーの中で特に有名なのはピーター・ゴールウェイとケニー・アルトマンかな。ピーター・ゴールウェイのこの後、素晴らしいソロを何枚も残してくれています。


 個人的にピーター・ゴールウェイが大好きで彼の書くグッドタイム・ミュージックの数々は私のハートを鷲づかみするほど魅力的な曲が多いんですよね。もちろんこのフィフス・アヴェニュー・バンドでもオープニングを飾る「FAST FREIGHT」なんて本当にウキウキしちゃうような名曲を書いてくれています。でもここではケニー・アルトマンの手による楽曲に良いものが多いですね。たぶんかなりの人気の「ONE WAY OR THE OTHER」なんてフリーソウル界隈でも話題になった曲。それから個人的にこのアルバムのベスト・トラック「NICE FOLK」の小気味良いこと。こんな素敵なグッドタイム・ミュージックはそうそうないよね。素敵過ぎます。


 このアルバムはウエスト・コーストとニューヨークで録音されてます。プロデュースにジェリー・イエスターやザル・ヤノフスキーといったラヴィン・スプーンフルのメンバーの名前があるのが嬉しいですね。


 キャロル・キングが在籍していたCITYもそうですが、やはり当時のニューヨークでなければ出来なかった音だと思います。文句なく名盤。愛してます。