太陽がいっぱい
仲間内で行っているセレクト合戦。内輪ネタで申し訳ないけど曲目発表でも。今回のお題は「タイトル縛り」なんですが私が選んだテーマは「SUN」でした。本当は「SUNSHINE」でスッキリまとめたかったんですけどね。候補曲は十分あったんですが、どうしても収録したい曲があったんで幅広く「SUN」にしました。
今回は素直に自分の好みの音ばかりを集めました。選曲や曲順ともに我ながらとても気に入ってる1枚に仕上がったんですがどうでしょう?
1 YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE / STEVE FELDMAN (1973)
1曲目はスティーヴィー・ワンダーのオリジナルが超有名にして名曲といえるカバー。参加者にソウル好きが多いのと、これだけ秀逸なカバーもそうそう無いだろうと思ってオープニングに据えました。オリジナルを崩すこともなくメロウで良い感じでしょ。『STEVE FELDMAN』より。
2 SUMMER SUN / DUNCAN STITT (1979)
前曲の流れで同様のメロウなこの曲を2番手に持ってきました。RHODESが心地よいですね。全く知らないアーティストで申し訳ないですが、アルバムは彼の歌とピアノを中心にいろんな音を被せていくピアノ系SSWといった趣き。『IT'S THE MUSIC IN ME』より。
3 SUNSHINE DAYS / BILL PUKA (1970)
今度はピアノの音を前面に押し出した素晴らしいSSWをどうぞ。タイトル通りにポップなメロにしっかりと作りこまれたアレンジが素敵です。アルバムも全編このクオリティでピアノ系SSWがお好きな方はぜひ!『BILL PUKA』より。
4 MR. SUNLIGHT / EDWARD & HARDING (1971)
カナダの素晴らしきSSWデュオ。けっこうポップな曲調でソフトロックっぽくもある。個人的にかなり気に入ってる曲だったりします。アルバムもこんな曲調が多く名盤だと断言できますね。『EDWARD & HARDING』より。
5 VISION OF SUNSHINE / VISION OF SUNSHINE (196?)
ここらへんで変化をつけてみました。たぶん60年代後半だと思われる素晴らしいソフト・ロックのグループで、アルバムは超名盤。ここでは変化に富んだ曲調で荘厳さもありながら後半のバンジョーによる軽やかさも併せ持つ不思議な曲だと思います。『VISION OF SUNSHINE』より。
6 SEASON IN THE SUN / BUD DASHIELL (1968)
不勉強で申し訳ないけど聞く所によると有名曲のカバーらしいです。原曲は知りませんが、これは素敵な曲ですよね。イントロのギターの気持ちよいこと。そのままギターの音色とBUD DASHIELLの素敵な歌のバランスが名曲の薫りを醸し出してます。ちなみにBUD DASHIELLはBUD & TRAVISのBUDのほうと言えば有名か?『I THINK IT'S GONNA RAIN TODAY』より。
7 SUNSHINE / HEDGE & DONNA CAPERS (1970)
夫婦(?)デュオによるフォーキー・サウンド。ちょっと陰りがあるのが彼らの魅力かもしれませんね。コーラスにジャニス・イアンが参加。アルバムも時折見せるアシッド加減が絶妙でなかなか良いですよ。『SPECIAL CIRCUMSTANCES』より。
8 SUNSHINE AND THE ROSES / ERIC SHAM (1976)
かなりマイナー・プレスの部類だと思うんで申し訳ない。でもこれは本当に良い曲だと思います。アレンジがちょっとショボイ感じですが曲の素晴らしさが補ってくれていると思います。アルバムもレベルは高く、サイケやアシッド色の曲もありますが基本はフォーク系SSW。見かけたらぜひ!『SYMPHONY』より。
9 SUNSHINE INSIDE / LYLE SWEDEEN (1974)
テーマの割には大人しい曲が多いんで、ちょっと明るい感じの曲でも。ここではポップな曲調で歌っていますがLYLE SWEDEENのアルバム自体はもっとスワンピーなアルバム(ボーカルは軽いけど)です。こんなポップな曲が同居してるのも彼の魅力のひとつだと思います。スワンプの超名盤なんでぜひ!『SUNSHINE INSIDE』より。
10 MORNING SUN / JESSE COLIN YOUNG (1973)
収録した中ではこれが一番有名かな?元ヤングブラッズのジェシ・コリン・ヤングは本当に優れたソングライターだと思います。適度にソウル・フィーリングを感じます。これはアルバムの冒頭を飾る名曲。間奏のハーモニカがグッときます。個人的に彼のアルバムで一番好きな『SONG FOR JULI』より。
11 SUNLIGHT / STEVE MULLANEY (1980)
前曲からはジャシ・コリン・ヤング繋がりで。ヤングブラッズの代表曲のひとつで、ここではアコギの弾き語りでシンプルに歌っています。こんな感じのシンプルな音がメチャクチャ好きなんで、個人的にはこのセレクトのベストトラックだと思ってます。彼はアルバムの中で同じくヤングブラッズで有名な「GIZZLY BEAR」もカバーしていてこれもまたなかなか良い。『CHICKADEE』より。
12 SUNSHINE / CRAIG NUTTYCOMBE (1978)
ラストは実は以前のセレクト合戦でも使ったことがある曲。でもテーマにピッタリなんで再登場となりました。最近リイシューされて再評価を受けているランバート&ナッティカムのナッティカムのほうのソロから。素敵なグッドタイム・ミュージックで、ラストに様々なサンシャイン・ソングのフレーズが出てくるので今回のセレクトのラストを飾るのに良いですね。「YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE」のフレーズも出てくるので聴きたくなったら再度1曲目からどうぞ。『IT'S JUST A LIFETIME』より。