addsomemusic2005-09-14



 久々にハース・マルティネスなんぞ取り出して聴いてます。ハースといえば70年代にリリースした『HIRTH FROM EARTH』あたりが有名ですが、90年代以降に復活して素敵なアルバムをリリースしてくれています。


 そんな90年代に復活を遂げたハースが来日した時のライブ音源がこの『I LOVE TO PLAY FOR YOU』です。2000年のリリースですが、録音は1999年4月のもの。ほとんどが彼によるギターの弾き語りで、個性的なダミ声とともに素敵な音をしっとりと聴かせてくれます。


 ほとんどが彼のオリジナルですが、ラヴィン・スプーンフルの「DAYDREAM」やディランの「DOWN ALONG THE COVE」を歌っているのはライブならではでしょうね。彼のオリジナルで変拍子のサンバな「5/4 SAMBA」あたりが面白いですね。


 弾き語りライブなんですが、後半にはジョン・サイモンとジョン・ホールがゲストで参加。二人のギターにジョン・サイモンのピアノが絡んでとても心地良い。これらの演奏が最大の聴き所でしょうね。特に3人で歌ってる「BYE BYE BLACKBIRD」が最高!


 たぶんボーナストラック的な要素なんだろうけど、シングル・オンリーでリリースされた2曲がラストに収録されてます。このスタジオ録音に2曲がまた本当に良いんだ。アコーディオンを演奏しているのはヴァン・ダイク・パークスだし、ハースとともに素敵な歌声を聞かせてくれているのはヴァレリー・カーターなんですよね。


 http://d.hatena.ne.jp/P5NEO/20050918