addsomemusic2005-09-16



 エヴァリー・ブラザーズで一番好きなアルバムは間違いなく1968年にリリースされた『ROOTS』ですね。もともと素晴らしいデュオで、ふたりのハーモニーの素晴らしさは定評がありました。60年代前半のシングル中心から時代も変わり、エヴァリーのようなボーカル・グループさえも、ある種、コンセプトを感じさせるアルバムを作るようになるんですね。それがこの『ROOTS』なんですがレニー・ワロンカーのプロデュースがなかなか冴えています。


 1952年にエヴァリー一家がラジオ出演した時の録音をオープニングやラストに据えて、ひとつのラジオ・ショーをアルバムで展開するというコンセプト。古い音源や、ここで歌われる楽曲がルーツ志向の強いものが多く、まさにアルバム・タイトル『ROOTS』がピッタリとくる内容ですね。


 彼らの素晴らしいボーカルはここでも健在・・・というよりも更に磨きがかかってるといえますね。全体的にフォーク〜カントリー・ロック的なサウンドで、マール・ハガードの「MAMA TRIED」はオーソドックスな選曲だけど、ロン・エリオットの「VENTURA BOULEVARD」「TURN AROUND」やランディ・ニューマンの「ILLINOIS」あたりを取り上げているのはプロデュースがレニー・ワロンカーのためなんでしょうね。これらの楽曲がバーバンクな薫りを漂わせてくれています。


 話しは変わって久々に本家のHPのほうを更新しました。「OTO NO PAGE」に5枚追加。相変わらずマイナーなアルバムばかりですいません。今度は有名どころをまとめて取り上げてみようかな・・・とは思ってるんですが。


 あと新コーナーも作ってしまった。これはmixi内で私が立ち上げたコミュに書いたものをそのまま転載しています。こちらは更にマイナーな世界なんで見なくても良いです(笑)。